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07/25/2008

驚異の同一平地重賞4連覇挑戦

函館記念でエリモハリアーが空前の「同一平地重賞4連覇」を目指す。この開催が終わるとスタンドの全面改修工事に入るため、来年は函館開催がない。8歳のエリモハリアーが「庭」で雄姿を披露するのは、おそらくこれが最後。有終の美を飾ることができるか。
年齢と臨戦過程に不安はあるが、昨年は巴賞最下位から巻き返した。昨年より0.5キロ重いトップハンデは、ハンデキャッパーの高評価の表れ。競馬の歴史と函館のファンの記憶に刻む走りを期待したい。

過去、エリモハリアー以外に「同一平地重賞3連覇」を果たしたのは、鳴尾記念のセカイオー(56~58)と、金鯱賞のタップダンスシチー(03~05)だけ。さすがに「難事業」である。この2頭は4連覇に挑むことなく引退したから、たとえ勝てなくてもエリモハリアーは「同一平地重賞4連覇挑戦」という史上初の快挙を達成することになる。
では、「2連覇」となるとどうか。グレード制導入以降(1984年~)に限ると、2年連続同一平地重賞を制した馬は、以下の68頭を数える。

天皇賞春     メジロマックイーン(91・92) テイエムオペラオー(00・01)
安田記念     ヤマニンゼファー(92・93)
スプリンターズS サクラバクシンオー(93・94)
天皇賞秋     シンボリクリスエス(02・03)
エリザベス女王杯 メジロドーベル(98・99) アドマイヤグルーヴ(03・04)
マイルCS    ニホンピロウイナー(84・85) ダイタクヘリオス(91・92)
         タイキシャトル(97・98) デュランダル(03・04)
         ダイワメジャー(06・07)
有馬記念     シンボリルドルフ(84・85) グラスワンダー(98・99)
         シンボリクリスエス(02・03)
中山記念     バランスオブゲーム(05・06)
阪神大賞典    メジロマックイーン(91・92) ナリタブライアン(95・96)
         ナリタトップロード(01・02)
マイラーズC   ダイタクヘリオス(91・92)
京王杯SC    スティンガー(00・01)
東海S      ナリタハヤブサ(90・91) ハギノハイグレイド(01・02)
目黒記念     トシザブイ(02・03) ポップロック(06・07)
札幌記念     エアグルーヴ(97・98)
セントウルS   ゴールデンキャスト(04・05)
毎日王冠     オグリキャップ(88・89)
京都大賞典    スーパークリーク(89・90) テイエムオペラオー(00・01)
ステイヤーズS  スルーオダイナ(88・89) アイルトンシンボリ(92・93)
中山金杯     ベストタイアップ(96・97)
京都金杯     ダイタクリーヴァ(01・02)
ガーネットS   ビーマイナカヤマ(00・01)
平安S      オースミジェット(99・00) スマートボーイ(02・03)
根岸S      ワシントンカラー(97・98) サウスヴィグラス(02・03)
京都牝馬S    リキアイノーザン(89・90)
小倉大賞典    トウショウレオ(87・88) アサカディフィート(07・08)
ダイヤモンドS  スルーオダイナ(89・90) ユウセンショウ(96・97)
マーチS     ワイルドブラスター(97・98)
ダービー卿CT  スズパレード(85・86) ウインドストース(87・88)
         トモエリージェント(92・93)
アンタレスS   スマートボーイ(00・01)
新潟大賞典    マイヨジョンヌ(96・97)
エプソムC    アメリカンボス(99・00) マイネルアムンゼン(03・04)
札幌スプリントS ノーブルグラス(95・96)
函館スプリントS シーイズトウショウ(04・05)
プロキオンS   スターリングローズ(02・03)
函館記念     ウインザーノット(84・85)
小倉記念     メイショウカイドウ(04・05)
関屋記念     エイシンガイモン(96・97) マグナーテン(01・02)
クイーンS    オースミハルカ(03・04)
京成杯AH    ブレイクタイム(02・03) マイネルモルゲン(04・05)
エルムS     パーソナルラッシュ(04・05)
府中牝馬S    デアリングハート(06・07)
武蔵野S     エムアイブラン(98・99)
中日新聞杯    ファンドリショウリ(96・97) プリサイスマシーン(03・04)
愛知杯      ピーターホーラー(86・87)

興味深いのは、この68例の2連覇のうち30例が2000年以降である点。育成・管理技術の向上による競走馬寿命の延長傾向が、ここからも読み取れる。それでも2連覇と3連覇の間には、とてつもなく高いハードルがある。今後も、3連覇をなしとげる馬はおいそれと現れまい。ましてや4連覇に挑戦など…。

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