武豊VSルメール頂上対決
カネヒキリのデビュー4戦の鞍上を正確に答えられるファンは相当のマニアだろう。正解は、柴田善、福永、池添、ペリエ。武豊のお手馬となったのは、5戦目の毎日杯以降である。昨秋、武蔵野ステークスで2年4か月ぶりの復帰をはたしたときの鞍上も同騎手。しかしそこで9着に敗れたあとはルメールにスイッチし、武豊はカネヒキリ故障後のお手馬となっていたヴァーミリアンとのコンビを続行。さしもの天才も、カネヒキリの完全復活を予見できなかったのか、結果的には騎乗馬選択を誤った状況となっている。
カネヒキリとヴァーミリアンの両方の手綱をとり、どちらでもG1を勝ったことがあるのは、ルメールも同じ。ヴァーミリアンのG1初勝利(07年川崎記念)とそれに続くドバイワールドカップ4着は、同騎手鞍上でもたらされた。さらに因縁めいているのは、3年前のフェブラリーステークス。このときは武豊のカネヒキリが勝ち、ルメールのヴァーミリアンが5着。鞍上が入れ替わった今年は、はたしてどんな結果になるか。
この日仏トップジョッキーの、日本のG1における直接対決は、今回のフェブラリーステークスが29回目。過去28回の対戦成績は、ルメールの15勝13敗。両者とも掲示板に載った以下の8レースでも、ルメールが6勝2敗とリードしている。
08年東京大賞典
ルメール1着(カネヒキリ2番人気)
武豊 2着(ヴァーミリアン1番人気)
08年朝日杯FS
ルメール2着(フィフスペトル5番人気)
武豊 3着(ブレイクランアウト1番人気)
07年エリザベス女王杯
ルメール2着(フサイチパンドラ3番人気)
武豊 4着(ディアデラノビア5番人気)
06年ジャパンカップダート
武豊 2着(シーキングザダイヤ1番人気)
ルメール4着(ヴァーミリアン9番人気)
06年フェブラリーS
武豊 1着(カネヒキリ1番人気)
ルメール5着(ヴァーミリアン3番人気)
05年有馬記念
ルメール1着(ハーツクライ4番人気)
武豊 2着(ディープインパクト1番人気)
05年ジャパンカップ
ルメール2着(ハーツクライ2番人気)
武豊 4着(リンカーン9番人気)
04年天皇賞秋
ルメール2着(ダンスインザムード13番人気)
武豊 3着(アドマイヤグルーヴ9番人気)
互いに背を知る馬どうしの一騎打ちとなった昨年の東京大賞典、ディープインパクトがまさかの敗戦を喫した05年の有馬記念。この2レースのインパクトが強烈であるため、また、ルメールが比較的人気薄をもってきているため、印象度という点でもルメールの方が上だろう。
リーチザクラウンをクラシック有力候補に返り咲かせた武豊が、今週はヴァーミリアンでどんな競馬を見せてくれるか。要注目である。

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