驚異の名繁殖牝馬
共同通信杯で1番人気になるであろうトーセンジョーダンの母の母は、アメリカから輸入されたクラフティワイフ。日本馬産界における史上屈指の名繁殖牝馬である。ここまで直子が中央で54勝、地方で23勝。娘の子が中央で49勝、地方で20勝。うち重賞勝ち馬は4頭、G1級ウィナーはビッグテースト(中山グランドジャンプ)だけだが、枝葉の豊さは並の名牝とは比べ物にならない。
直子14頭のうち中央で勝ち星をあげたのは以下の11頭。
ブリリアントベリー(父ノーザンテースト・3勝)
ビッグショウリ (父ノーザンテースト・7勝・重賞1勝)
イブキハイシーザー(父ノーザンテースト・6勝)
クラフティシャルム(父スリルショー・1勝)
キョウエイフォルテ(父ノーザンテースト・6勝)
クラフティゴールド(父ノーザンテースト・6勝)
ビッグテースト (父ノーザンテースト・6勝・障害重賞1勝)
コナウインド (父フサイチコンコルド・3勝)
スパイキュール (父サンデーサイレンス・7勝)
バルバロ (父ブラックホーク・3勝)
バトルバニヤン (父ジャングルポケット・6勝)
前半は毎年のようにノーザンテーストをつけて多くの活躍馬を出したが、他の種牡馬をつけるようになっても繁殖成績はまったく衰えない。惜しむらくは、サンデーサイレンスとの間に生んだのが、7勝をあげたスパイキュールだけということか。
ノーザンテーストとの集中的な配合が、基礎繁殖としての役目だったのであれば、それは大成功だったと言える。ノーザンテーストとの間に生んだブリリアントベリーとエヴリウィスパーがこれまた優秀な繁殖となり、様々な種牡馬との配合で、多くの中央勝ち馬を送り出しているのだ。
ブリリアントベリー産駒
ニューベリー (父フジキセキ・9勝)
レニングラード (父トニービン・4勝・重賞1勝)
カンパニー (父ミラクルアドマイヤ・8勝・重賞5勝)
リアルコンコルド(父フサイチコンコルド・4勝)
ゲイル (父エンドスウィープ・3勝)
ガウディ (父ジャングルポケット・1勝)
エヴリウィスパー産駒
アドマイヤキラメキ(父エンドスウィープ・4勝)
ダークメッセージ (父ダンスインザダーク・5勝)
ケアレスウィスパー(父フジキセキ・3勝)
ミッキーウィスパー(父クロフネ・2勝)
トーセンジョーダン(父ジャングルポケット・3勝)
トーセンジョーダンが共同通信杯を勝てば、孫の代から3頭目の重賞ウィナーが誕生。「クラフティワイフ系」初のクラシックタイトルも視界に入る。3連勝の内容を見るかぎり、その可能性は高そうだ。前日の500万条件に出走を予定している同血のガウディともども、そのレースぶりから目が離せない。

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