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02/05/2010

進撃開始4歳世代

先週の3重賞は、東京新聞杯がレッドスパーダ、根岸Sがグロリアスノア、京都牝馬Sがヒカルアマランサスと、すべて4歳世代が優勝した。昨年12月にはフォゲッタブルがステイヤーズSを制しており、芝長距離、芝マイル、ダート、牝馬の各カテゴリーにおいて、前途洋々の布陣が敷かれつつある。まだ中央平地古馬重賞の勝ち馬は、前記4頭とグランプリエンゼル(函館スプリントS)、ワンダーアキュート(シリウスS・武蔵野S)、サニーサンデー(福島記念)の計7頭で、G1は未勝利だが、牝馬とダートの大物候補は枚挙に暇がないだけに、今年はこの世代が古馬戦線をリードすることは間違いあるまい。

世代レベルの比較の仕方は色々あるだろうが、中央平地古馬重賞の勝利数は最も分かりやすい「ものさし」のひとつ。現4~9歳世代のそれを、勝った年齢別に見ると以下のとおり。

4歳世代(ダービー馬ロジユニヴァース)
3歳5勝・4歳3勝 計8勝

5歳世代(ダービー馬ディープスカイ)
3歳3勝・4歳16勝・5歳2勝 計21勝

6歳世代(ダービー馬ウオッカ)
3歳7勝・4歳32勝・5歳26勝・6歳1勝 計66勝

7歳世代(ダービー馬メイショウサムソン)
3歳11勝・4歳17勝・5歳24勝・6歳21勝・7歳2勝 計75勝

8歳世代(ダービー馬ディープインパクト)
3歳4勝・4歳21勝・5歳37勝・6歳12勝・7歳6勝 計80勝

9歳世代(ダービー馬キングカメハメハ)
3歳4勝・4歳25勝・5歳16勝・6歳12勝・7歳6勝・8歳6勝 計69勝

昨年ブレイクした現9歳世代は、3~5歳時にわずか45勝。要は晩成タイプが多い世代なのだろうが、それにしてもトータルで69勝というのはパッとしない。
それ以上に「弱い」と断じざるを得ないのが5歳世代。3~4歳時の19勝は、6歳世代の39勝の半分にも満たない。ダートはエスポワールシチー以下それなりの顔ぶれだが、芝の大物はオウケンブルースリくらいのもの。今年も苦しい戦いとなりそうだ。
3~5歳時になんと65勝をあげた6歳世代は、顔ぶれ弱化が否めず、さすがに今年は息切れか。それでもいずれは8歳世代の80勝を抜き去るだろう。

では、これがG1となるとどうか。現5~9歳の世代別古馬G1タイトルは、今のところ以下のとおり。

5歳世代 3頭3勝
エリザベス女王杯(リトルアマポーラ・3歳)
フェブラリーS(サクセスブロッケン・4歳)
JCダート(エスポワールシチー・4歳)

6歳世代 9頭16勝
スプリンターズS(アストンマーチャン・3歳)
エリザベス女王杯(ダイワスカーレット・3歳)
ヴィクトリアマイル(エイジアンウインズ・4歳)
安田記念(ウオッカ・4歳)
スプリンターズS(スリープレスナイト・4歳)
天皇賞秋(ウオッカ・4歳)
ジャパンカップ(スクリーンヒーロー・4歳)
有馬記念(ダイワスカーレット・4歳)
高松宮記念(ローレルゲレイロ・5歳)
ヴィクトリアマイル(ウオッカ・5歳)
安田記念(ウオッカ・5歳)
宝塚記念(ドリームジャーニー・5歳)
スプリンターズS(ローレルゲレイロ・5歳)
エリザベス女王杯(クィーンスプマンテ・5歳)
ジャパンカップ(ウオッカ・5歳)
有馬記念(ドリームジャーニー・5歳)

7歳世代 10頭12勝
エリザベス女王杯(フサイチパンドラ・3歳)
JCダート(アロンダイト・3歳)
天皇賞春(メイショウサムソン・4歳)
ヴィクトリアマイル(コイウタ・4歳)
宝塚記念(アドマイヤムーン・4歳)
天皇賞秋(メイショウサムソン・4歳)
ジャパンカップ(アドマイヤムーン・4歳)
有馬記念(マツリダゴッホ・4歳)
高松宮記念(ファイングレイン・5歳)
天皇賞春(アドマイヤジュピタ・5歳)
マイルCS(ブルーメンブラット・5歳)
天皇賞春(マイネルキッツ・6歳)

8歳世代 6頭12勝
JCダート(カネヒキリ・3歳)
フェブラリーS(カネヒキリ・4歳)
天皇賞春(ディープインパクト・4歳)
宝塚記念(ディープインパクト・4歳)
ジャパンカップ(ディープインパクト・4歳)
有馬記念(ディープインパクト・4歳)
フェブラリーS(サンライズバッカス・5歳)
高松宮記念(スズカフェニックス・5歳)
JCダート(ヴァーミリアン・5歳)
フェブラリーS(ヴァーミリアン・6歳)
宝塚記念(エイシンデピティ・6歳)
JCダート(カネヒキリ・6歳)

9歳世代 8頭13勝
フェブラリーS(メイショウボーラー・4歳)
天皇賞春(スズカマンボ・4歳)
宝塚記念(スイープトウショウ・4歳)
エリザベス女王杯(スイープトウショウ・4歳)
マイルCS(ハットトリック・4歳)
有馬記念(ハーツクライ・4歳)
ヴィクトリアマイル(ダンスインザムード・5歳)
天皇賞秋(ダイワメジャー・5歳)
マイルCS(ダイワメジャー・5歳)
安田記念(ダイワメジャー・6歳)
マイルCS(ダイワメジャー・6歳)
天皇賞秋(カンパニー・7歳)
マイルCS(カンパニー・7歳)

目につくのは5歳世代と8歳世代の弱さ。まだ牝馬とダート馬だけで3勝しかしていない5歳世代は説明不要だが、12勝のうち10勝がディープインパクトとダート馬という8歳世代も褒められたものではない。
5歳世代は弱く、6歳世代は「大駒」がドリームジャーニーだけ。4歳世代の古馬G1初勝利は時間の問題だろう。

今週の古馬重賞は小倉大賞典とシルクロードS。いずれも武豊が54キロで騎乗する4歳馬、ナリタクリスタルとレディルージュに注目したい。

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