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05/13/2010

驚愕の新星3頭

注目のダービー前哨戦、青葉賞、プリンシパルステークス、NHKマイルカップは、いずれも皐月賞不出走の1番人気が圧勝した。その驚異的な勝ちっぷりを時計面からそれぞれ検証してみよう。

青葉賞
ペルーサの「2分24秒3」は、ハイアーゲームのレースレコードにコンマ2秒差。過去、芝2400mの3歳限定戦を2分24秒台で勝った馬は、ダービー馬や秋の重賞勝ち馬を含めても、以下の10頭しかいない。

ホクトベガ     93/11/04京都 エリザベス女王杯 2分24秒9
ヒシアマゾン    94/11/13京都 エリザベス女王杯 2分24秒3
ハイアーゲーム   04/05/01東京 青葉賞      2分24秒1
キングカメハメハ  04/05/30東京 ダービー     2分23秒3
ケージーツヨシ   05/04/23京都 500万条件     2分24秒7
ディープインパクト 05/05/29東京 ダービー     2分23秒3
ウオッカ      07/05/27東京 ダービー     2分24秒5
ドリームジャーニー 07/09/23阪神 神戸新聞杯    2分24秒7
イコピコ      09/09/27阪神 神戸新聞杯    2分24秒2
ペルーサ      10/05/01東京 青葉賞      2分24秒3

ダービーがレコード決着だった04年と05年はいずれも、それ以前に同条件のレースで2分24秒台が出ていた。今年の大一番も良馬場なら2分23秒台は確実。レコード更新の可能性も高い。ちなみにハイアーゲームは本番でさらに時計を縮めたものの、キングカメハメハとハーツクライに屈して3着。ペルーサの前に立ちふさがる怪物ははたしているのか…。

プリンシパルS
ルーラーシップの「1分59秒1」は、東京芝2000mの3歳限定戦レコード。この条件のレースは数少ないが、過去1分台で勝った馬は、以下の7頭しかいない。

エスユーグランド  04/5/15 500万条件    1分59秒7
ミスティックエイジ 04/5/30 駒草賞     1分59秒6
ゴールデンダリア  07/5/05 プリンシパルS 1分59秒6
サンワードブル   07/5/12 500万条件    1分59秒4
ケイアイライジン  09/5/09 プリンシパルS 1分59秒9
カルカソンヌ    09/5/16 500万条件    1分59秒7
ルーラーシップ   10/5/08 プリンシパルS 1分59秒1

この後ダービーに向かったゴールデンダリアとケイアイライジンは、本番では6着、10着。その後の使われ方を見るかぎり、どちらも2400mは長すぎた。ルーラーシップの父はダービー馬、母はオークス馬。距離の心配は皆無だろう。

NHKマイルカップ
ダノンシャンティの「1分31秒4」は、なんと芝1600mの日本レコード。過去、芝のマイル戦を1分31秒台で勝った馬は、古馬を含めても以下の10頭しかいない。

リワードニンファ 99/08/08新潟 関屋記念    1分31秒6
マグナーテン   01/08/05新潟 関屋記念    1分31秒8
ゼンノエルシド  01/09/09中山 京成杯AH   1分31秒5
ビッグフリート  02/07/13新潟 1000万条件   1分31秒8
マグナーテン   02/07/28新潟 関屋記念    1分31秒8
ブレイクタイム  02/09/08中山 京成杯AH   1分31秒9
ミッドタウン   02/11/09中山 1000万条件   1分31秒9
オースミコスモ  03/08/03新潟 関屋記念    1分31秒8
カンパニー    07/08/05新潟 関屋記念    1分31秒8
ダノンシャンティ 10/05/09東京 NHKマイルC 1分31秒4

ダノンシャンティ以前の1分31秒台はすべて、高速時計が乱発する夏の新潟か秋の中山でのもの。ゼンノエルシドが古馬重賞でマークしたレコードを3歳春に東京コースで破ったダノンシャンティは、歴史的名馬となるかもしれない。

この2週の東京の芝がいかに高速仕様だったとしても、ペルーサ、ルーラーシップ、ダノンシャンティの勝ちタイムは、まさに異次元レベル。指数に直しても、「100-73」「97-72」「112-74」と、すべて皐月賞の「97-62」を凌駕した。
しかし前哨戦でここまでのパフォーマンスを発揮してしまうと、当然のことながら、その反動が不安視されるところ。しかも皐月賞馬ヴィクトワールピサは、消耗度の少ない競馬でレースを覚えながら勝ち続け、ダービーまで中5週。臨戦過程としては理想的だ。
いよいよ20日を切ったダービーロード。2冠阻止に挑む新星たちの調整ぶりから目が離せない。

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