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06/11/2010

驚異のダート重賞19勝目

SS後は専ら、父父SS馬と母父SS馬の奪い合いに終始するPOGドラフト。今年の目玉はもちろんディープインパクト産駒。同馬に国内で唯一土をつけたハーツクライの子も今年デビューする。残る未デビューの大物SS2世種牡馬は、ダイワメジャーくらいのもの。SS系の拡張はようやく安定期に入り、これから真の淘汰が始まることになりそうだ。
一方、かつてはSS唯一のライバルだったブライアンズタイムは、SS後に天下を取ることなく、POGドラフトでは蚊帳の外に追いやられつつある。もともと社台系種牡馬と違って種付け頭数は多くないが、現5歳世代以降の中央登録馬はいずれも55頭前後。現2歳世代はいまのところまだ14頭だ。
それでも活躍の場を失っていないのはさすがと言うべきだろう。クラシックは縁遠くなり、POゲーマーからはほとんど見向きもされなくなったが、「砂」の世界では大種牡馬の地位を守り続けている。先週のバーディバーディによるユニコーンステークス制覇で、JRAダート重賞は19勝目。1986年以降、同重賞を4勝以上している種牡馬は以下の15頭だが、ブライアンズタイムが抜けた存在であることは一目瞭然だ。

19勝 ブラアンズタイム
8勝 アサティス       
7勝 ジェイドロバリー
   サンデーサイレンス
   アフリート
6勝 フォーティナイナー
   Broad Brush
5勝 ブレイヴェストローマン
   ティンバーカントリー
4勝 フジキセキ
   ナグルスキー
   キンググローリアス
   エルコンドルパサー
   Seeking the Gold
   Crafty Prospector

19勝の馬別内訳は以下のとおり。

エムアイブラン   97年アンタレスS 98年平安S 98年武蔵野S 99年武蔵野S
ワイルドワンダー  07年アンタレスS 07年プロキオンS 08年根岸S
タイムパラドックス 04年平安S 04年アンタレスS 04年JCダート
アンドゥオール   04年マーチS 04年東海S
マコトスパルビエロ 10年マーチS
マイネルブライアン 00年シリウスS
マイネルアワグラス 08年シリウスS
ナイキアースワーク 06年ユニコーンS
タガノゲルニカ   06年平安S
ドラゴンファイヤー 07年シリウスS
バーディバーディ  10年ユニコーンS

例えば、アサティスの8勝はスマートボーイとウイングアローの2頭、Broad Brushの6勝はブロードアピールとノボトゥルーの2頭、フジキセキの4勝はすべてカネヒキリがあげているように、ダートにおける重賞レベルの好実績は特定の産駒に集中しやすいもの。ブライアンズタイムの「11頭で19勝」は、まさに桁外れの数字だ。
もちろん、芝でまったく通用しなくなったわけではない。肌馬にさえ恵まれれば、ヴィクトリー、マイネルチャールズに続く芝重賞ウィナーの輩出も可能なはず。さしずめ今年の2歳馬でその期待がかかるのは、母レクレドール、母ピースオブワールドあたり。どちらも母父SSというのがブライアンズタイムファンにとっては癪だろうが(笑)、クラシック路線に乗ってくれることを大いに期待したい。

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