« 2歳王者は早熟にあらず | Main | G1勝ち越せど復権への道険し »

06/23/2010

繋げ名血どこまでも

ショウワモダンの安田記念制覇は、「父子3代JRA平地G1制覇」という偉業が達成された瞬間でもあった。これはJRA史上5例目のことである。この5つのサイヤーラインは以下のとおり。

パーソロン   →メジロアサマ  →メジロティターン →メジロマックイーン
ノーザンテーストアンバーシャダイメジロライアン  →メジロブライト
テスコボーイ  →サクラユタカオーサクラバクシンオーショウナンカンプ
パーソロン   →シンボリルドルフトウカイテイオー →トウカイポイント
テスコボーイ  →サクラユタカオーエアジハード   →ショウワモダン

いずれも起点となっているのは、パーソロン、ノーザンテースト、テスコボーイという偉大な外国産種牡馬。テスコボーイの血を2つのラインに繋いだサクラユタカオーも、大いに称賛されていい。しかし残念ながら、メジロマックイーン、メジロブライトはすでに亡く、トウカイポイントはセン馬。「4代制覇」の望みは、マックイーンとブライトの遺児10頭と、ショウナンカンプ産駒、そしておそらく種牡馬入りするであろうショウワモダンの産駒に託される。
正直、4代G1制覇はきわめて難しいだろうが、4代重賞制覇ならすでに上記5ラインのうち2ラインが達成した。「パーソロン~メジロマックイーン→ホクトスルタン」と、「ノーザンテースト~メジロブライト→マキハタサイボーグ」。これまた快挙である。

サンデーサイレンス系は、サンデーサイレンス自身があまりに偉大な存在として君臨し続けたため、同馬が健在の時代は枝葉の広がりがいまひとつ。ここにきてようやくサイヤーラインの伸び方が目覚ましくなってきた。今のところ以下16組の「父子2代JRA平地G1制覇」が達成されている。

フジキセキ    →カネヒキリ、ファイングレイン、キンシャサノキセキ、ダノンシャンティ
ダンスインザダーク→ザッツザプレンティ、ツルマルボーイ、デルタブルース、スリーロールス
アグネスタキオン →ロジック、ディープスカイ、キャプテントゥーレ
マンハッタンカフェ→ジョーカプチーノ
ネオユニヴァース →アンライバルド、ロジユニヴァース、ヴィクトワールピサ
ゴールドアリュール→エスポワールシチー

上記16頭のSS3世が種牡馬となってG1馬を送り出せば、3代制覇。すでに種牡馬入りしているが結果の出ていない馬も、種牡馬になっても繁殖牝馬には恵まれそうにない馬もいるが、ラインを繋ぐ候補はまだこれから続々と現れるに違いない。

先週のマーメイドステークスは、フジキセキを父にもつダイタクリーヴァの娘、ブライティアパルスが制した。これはSS4世による記念すべき重賞初制覇。「父子G1」ではないが、3代重賞制覇が果たされた。
今週の宝塚記念には、新たに「父子2代JRA平地G1制覇」を目指すSS3世が8頭登録しているが、ブエナビスタ、ドリームジャーニー、ジャガーメイルらをまとめて負かすのは至難の業。メジロブライト産駒の8歳馬マキハタサイボーグも登録しているが、こちらの「4代制覇」はもはや神頼みか…。

|

« 2歳王者は早熟にあらず | Main | G1勝ち越せど復権への道険し »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/93032/48703506

Listed below are links to weblogs that reference 繋げ名血どこまでも:

« 2歳王者は早熟にあらず | Main | G1勝ち越せど復権への道険し »