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07/15/2010

地味な女の隠れた偉業

七夕賞を11番人気のドモナラズが勝ったのは、いかにも荒れるハンデ重賞らしいところ。それよりも驚かされたのは、6歳牝馬アルコセニョーラの2年連続2着だ。その昔、JRA全10場出走を果たした牝馬ヤマノシラギクは「女旅役者」と呼ばれたものだが、アルコセニョーラの「旅役者」ぶりはヤマノシラギクのはるかに上を行く。何せ全11連対中、9連対がローカル戦で、そのうち5連対が重賞。86年以降、中央4場以外の古馬重賞を5連対以上した馬は以下の7頭を数えるが、牝馬はアルコセニョーラのほかにはシーイズトウショウだけである。

5勝2着2回 シーイズトウショウ
5勝2着1回 メイショウカイドウ
3勝2着3回 ロサード
3勝2着2回 マイヨジョンヌ
2勝2着3回 アルコセニョーラ
1勝2着4回 フレジデントシチー
1勝2着4回 イブキファイブワン

アルコセニョーラのさらにユニークなところは、重賞5連対のうち4連対を福島で果たしていること。86年以降、同一ローカル競馬場で重賞を4連対以上した馬は、以下の7頭。牝馬はアルコセニョーラが初である。

ウインブレイズ(福島4連対)
02年カブトヤマ記念 1着
02年福島記念    1着
03年七夕賞     2着
03年福島記念    2着

アルコセニョーラ(福島4連対)
07年福島記念 1着
09年福島牝馬 2着
09年七夕賞  2着
10年七夕賞  2着

ファンドリショウリ(中京4連対)
96年中日新聞杯 1着
96年中京記念  2着
96年愛知杯   1着
97年中日新聞杯 1着

サニングデール(中京4連対)
02年ファルコンS 1着
02年CBC賞   1着
03年高松宮記念  2着
04年高松宮記念  1着

メイショウカイドウ(小倉5連対)
04年北九州記念 2着
04年小倉記念  1着
05年小倉大賞典 1着
05年北九州記念 1着
05年小倉記念  1着

ロサード(小倉5連対)
00年北九州記念 2着
01年北九州記念 2着
01年小倉記念  1着
02年北九州記念 2着
03年小倉記念  1着

レッツゴーターキン(小倉4連対)
91年小倉大賞典 1着
91年中京記念  1着(代替開催)
92年北九州記念 2着
92年小倉記念  2着

今週のアイビスサマーダッシュでは、アルコセニョーラと同じ6歳牝馬のカノヤザクラが3連覇に挑む。これも達成すれば大記録。過去、JRA同一平地重賞3連覇を遂げたのは、セカイオー(鳴尾記念56~58年)、タップダンスシチー(金鯱賞03~05年)、エリモハリアー(函館記念05~07年)、マツリダゴッホ(オールカマー07~09年)の4頭のみ。史上5頭目、牝馬初の快挙はなるか…。

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