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07/29/2010

史上5頭目の古馬芝中長距離重賞V

マイネルスターリーの函館記念制覇は、馬主の「サラブレッドクラブ・ラフィアン」にとって貴重な勝ち星となった。同クラブの特徴である「安価なマイナー血統馬による、早期の使い出しと勝ち上がり」は、裏を返せば「成長力の乏しさ」に直結しているため、古馬重賞、なかんずく芝2000m以上の中長距離路線でマイネル軍団が活躍する場面は珍しい。
これまでの2~3歳限定重賞勝利数、古馬平地重賞勝利数(カッコ内は芝2000m以上)、古馬芝2000m以上平地重賞勝ち馬は以下のとおり。

2~3歳限定重賞 26勝
古馬平地重賞   27勝7勝
マイネルブリッジ (95年福島記念・97年七夕賞)
マイネルアムンゼン(04年新潟大賞典)
マイネソーサリス (05年愛知杯)
マイネルキッツ  (09年天皇賞春・10年日経賞)
マイネルスターリー(10年函館記念)

マイネルスターリーはラフィアン史上まだ5頭目の古馬芝2000m以上平地重賞ウィナーというわけである。
ではこれが、同じクラブ法人でも飛び抜けた存在である、サンデーレーシングと社台レースホースになるとどうか。両クラブの、2~3歳限定重賞勝利数、古馬平地重賞勝利数(カッコ内は芝2000m以上)は以下のとおり。

サンデーレーシング
2~3歳限定重賞 30勝
古馬平地重賞   37勝22勝

社台レースホース(86年以降)
2~3歳限定重賞 61勝
古馬平地重賞   100勝44勝

サンデーレーシングも2~3歳限定重賞の比率が高いが、古馬平地重賞勝利に占める芝2000m重賞勝利の割合は、ラフィアンとは比較にならないくらい高い。古馬芝2000m以上平地重賞ウィナーは、クラフトマンシップ(函館記念)からブエナビスタ(京都記念)まで計13頭。ちなみに社台レースホースの同重賞ウィナーは(86年以降)、ダイナガリバー(有馬記念)からキャプテントゥーレ(朝日チャレンジC)まで計29頭を数える。現在の血統レベルを維持し続ける限り、古馬王道における社台陣営の優位は揺るぐまい。

マイネルスターリーが次に目指すは、ラフィアン史上まだマイネルキッツしかなし遂げていない「芝2000m以上別定戦制覇」もしくは「芝2000m以上G2制覇」。次走は強力メンバーの札幌記念が予想されるが、全7勝のうち6勝が北海道の洋芝、5勝が札幌という実績は大きなアドバンテージ。あっさり2頭目の快挙を果たす可能性は小さくないだろう。

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