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07/01/2010

G1勝ち越せど復権への道険し

宝塚記念をナカヤマフェスタが勝ったことで、2010年上半期の平地G1は、関東馬6勝(厳密にはオークスは2勝だが)、関西馬5勝。なんと1997年以来13年ぶりに関東馬が勝ち越して折り返した。
しかしこれはあくまでトップレベルでの話。平地全レースの対戦成績は依然として西高東低であり、その比率も過去2年の同時期と大差はない。

2010年
G1 関東 6勝 関西 5勝 
全R 関東672勝 関西922勝(1:1.37)

2009年
G1 関東 2勝 関西 9勝 
全R 関東685勝 関西954勝(1:1.39)

2008年
G1 関東 0勝 関西 11勝 
全R 関東688勝 関西924勝(1:1.34)

2007年
G1 関東 3勝 関西 8勝 
全R 関東717勝 関西872勝(1:1.21)

では過去3年の、通年での東西対戦成績はどうか。

2009年
G1 関東 4勝 関西 18勝 
全R 関東1407勝 関西1900勝(1:1.35)

2008年
G1 関東 2勝 関西 20勝 
全R 関東1396勝 関西1908勝(1:1.37)

2007年
G1 関東 6勝 関西 16勝 
全R 関東1489勝 関西1833勝(1:1.23)

そう、前半とほとんど変わらない。つまり前半の力関係がそのまま後半へスライドするということ。となれば、今年の下半期全レースも、G1の結果に関係なく、上半期全レースと同程度、すなわち例年どおりの西高東低となるのだろう。
では、前回、関東馬が上半期のG1を勝ち越した97年はどうだったか。上半期と通年の東西対戦成績は以下のとおりである。

上半期
G1 関東 6勝 関西 4勝
全R 関東758勝 関西910勝(1:1.20)

通年
G1 関東 10勝 関西 9勝 
全R 関東1498勝 関西1807勝(1:1.21)

上半期も通年も全レーストータルの比率は2007年と同程度で、今年よりも明らかに関東馬が健闘している。そういう中での関東馬の勝ち越しだから、今年とはちょっと事情が違う。今年は「たまたま」トップレベルの関東馬がこれまでのところ強かったのだろう。
13年ぶりの「快挙」をもって関東馬復権の兆しと断じるのはいささか早計。G1とて、下半期も関東馬優勢とは限らない。トップレベルも終わってみれば西高東低、という可能性は十分だ。

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