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08/27/2010

ダービー馬復活の狼煙

ダービー制覇後、長期休養を余儀なくされ、復帰戦の日経賞は1番人気に支持されるも6着。天皇賞春を使えず、放牧を挟んで参戦した宝塚記念は、5番人気で13着と惨敗。このままフェイドアウトするのではと危惧する声もあったロジユニヴァースが、好メンバーの札幌記念で2着に入り、ようやく復調の兆しを見せた。
グレード制導入以降、同馬のほかに、古馬になってから国内で二桁着順を経験しているダービー馬は7頭。それぞれの二桁着順レースとその後の歩みは以下のとおりである。

ダイナガリバー
4歳の毎日王冠でシンガリ12着。4歳初戦の日経賞を負けたあとが二桁着順というのも、ダービー制覇が皐月賞惨敗後というのもロジユニヴァースに似ているが、こちらは毎日王冠後の有馬記念も14着に敗れ、そのまま引退した。

メリーナイス
4歳の天皇賞春で14着。4歳初戦の目黒記念は59キロ背負って2着と好発進だったが、天皇賞春はタマモクロスに完敗。続く函館記念はサッカーボーイの日本レコードの前に2着。秋は巻き返しが期待されたが、調教中に骨折して引退した。

サクラチヨノオー
4歳の安田記念で16着。ダービー後、屈腱炎を発症し、これが約1年ぶりの実戦だった。続く宝塚記念も16着で、今度は大差のシンガリ。案の定、屈腱炎の再発が確認され、そのまま引退を余儀なくされた。

トウカイテイオー
4歳の有馬記念で11着。休み明けの天皇賞秋を1番人気7着に敗れたあと、豪華メンバーのJCを5番人気で制し、この有馬記念は1番人気で惨敗。敗因は体調不良で、その後も故障に泣かされ続けたが、1年後の有馬記念で奇跡の復活をとげ、これがラストランとなった。

ナリタブライアン
4歳の天皇賞秋で12着。4歳初戦の阪神大賞典を圧勝したあと右股関節炎を発症し、その復帰初戦だったが、状態は万全とはほど遠かった。続くJCは6着、有馬記念は4着。しかし5歳初戦の阪神大賞典はマヤノトップガンとの一騎討ちを制し、1年ぶりの勝利をあげた。

アグネスフライト
4歳の大阪杯で10着。4歳初戦の京都記念は、11番人気マックロウの不意打ちには屈したものの、1番人気ナリタトップロードに先着の2着で復調ムード漂ったが、以後はボロボロ。大阪杯10着、天皇賞春15着、JC16着、京都記念6着、阪神大賞典13着で現役を退いた。

ネオユニヴァース
4歳の天皇賞春で10着。4歳初戦の大阪杯は59キロ背負って勝ちきったが、イングランディーレが逃げきったこの天皇賞春は完敗。主たる敗因は距離よりも展開だろう。その後、屈腱炎と骨折を同時に発症し、引退。

二桁着順後、勝ち星をあげているのは、2冠馬トウカイテイオーと3冠馬ナリタブライアンだけ。次走も二桁着順だったダイナガリバー、サクラチヨノオーはそこでジ・エンドとなり、アグネスフライトはズルズルと惨敗を重ねて引退した。ロジユニヴァースの父ネオユニヴァースが自身初の二桁着順をラストランとしたのは、種牡馬としての成功を鑑みると賢明な判断だったようだ。
まだキャリアの浅いロジユニヴァースは、父と違って現役続行を選択。先例を見る限り、宝塚記念に続いて札幌記念も二桁着順を喫していたらお先真っ暗だったが、メリーナイスと同じく2着を確保した。今後、メリーナイスのように故障に見舞われることがなければ、トウカイテイオー、ナリブライアンに次ぐ復活勝利をあげても不思議はあるまい。そのとき果たして同馬の背に横山典はいるのだろうか…。

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