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09/01/2010

牝馬断然サマースプリント

ついこの間まで、夏場(6~9月)に行なわれる古馬のスプリント重賞は、北海道のスプリントステークス(札幌94~96年・函館97年~)だけだった。しかし00年にスプリンターズステークスが4回中山に移設されると(年によって9月末か10月頭)、まずは同年、セントウルステークスが1400mから1200mに短縮。続いて01年に、日本初の直線1000m重賞、アイビスサマーダッシュが創設。さらに06年、サマースプリントシリーズの開始にともなって、北九州記念が1800mから1200mに短縮され、北海道に二つ目の1200m重賞、キーンランドカップが設けられた。

こうして確立した夏のスプリント路線は、とにかく牝馬が強い。今年もここまで、CBC賞以外の4レース、すなわちサマースプリントシリーズはすべて牝馬が優勝。アイビスサマーダッシュに至っては、目下6年連続で牡馬が牝馬の後塵を拝している。
札幌スプリントステークスが創設された94年以降、6~9月の古馬芝1200m以下重賞(00年以降のスプリンターズSを含む)は、全部で65レース。牝馬はそのうち36レースを制しており、勝率は.554に達する。一方、10~5月の同重賞(00年以降のスプリンターズSを除く)は全部で67レース。うち牝馬が勝ったのは13レースで、勝率は.194。まさに圧倒的な大差である。

先週は4歳牝馬ワンカラットが、函館スプリントステークスに続いてキーンランドカップも制し、シリーズチャンピオンに王手をかけた。6~9月のスプリント重賞(スプリンターズSを含む)を2勝以上したのは、同馬を含め以下の11頭。牝馬8頭に対し、牡馬3頭と、ここでもやはり牝馬優勢だ。

4勝
シーイズトウショウ 04年・05年函館スプリントS 06年CBC賞 06年セントウルS

3勝
ビリーヴ      02年セントウルS 02年スプリンターズS 03年函館スプリントS
カルストンライトオ 02年・04年アイビスSD 04年スプリンターズS
スリープレスナイト 08年CBC賞 08年北九州記念 08年スプリンターズS
カノヤザクラ    08年アイビスSD 08年セントウルS 09年アイビスSD

2勝
ノーブルグラス   95年札幌スプリントS 96年札幌スプリントS
トーワウィナー   95年CBC賞 96年阪急杯
メジロダーリング  01年函館スプリントS 01年アイビスSD
ゴールデンキャスト 04年・05年セントウルS
サンアディユ    07年アイビスSD 07年セントウルS
ワンカラット    10年函館スプリントS・10年キーンランドC

今年のサマースプリントシリーズも、残すところ別定G2のセントウルステークスのみ。春のスプリント王者キンシャサノキセキや、CBC賞の覇者ヘッドライナー、復調ムードのサンダルフォンなど、有力牡馬が出てくるようだが、メリッサ、スカイノダン、ケイティラブ、ストリートスタイルなど、迎え撃つ牝馬も多士済々。同レースの牝馬5連覇、シリーズ2度目の牝馬全勝なるか、要注目である。

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