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11/26/2010

対照的な重賞勝利

サンデーサイレンス後継種牡馬の初期2大横綱と言えるのが、ファーストクロップのフジキセキと、セカンドクロップのダンスインザダーク。産駒の中央出走頭数はそれぞれ1,111頭と1,174頭に達し、父の1,351頭がいよいよ視界に入ってきた。ちなみに、この3頭以外で1,000頭を超えているのは、1,080頭のブライアンズタイムだけである。

フジキセキとダンスインザダークの種牡馬実績は、現役時代のイメージそのまま、実に対照的だ。共通するのはサイヤーキャリアの長さくらい。先週土曜は、そんな両者の対照的な一面を象徴する出来事があった。東京スポーツ杯をフジキセキ産駒の2歳馬が、福島記念をダンスインザダーク産駒の8歳馬が制覇。早熟のフジキセキに、晩成のダンスインザダーク。これで、両産駒の年齢別JRA平地重賞勝利数は以下のようになった。

フジキセキ産駒
2歳  8勝
3歳 13勝
4歳  9勝
5歳 13勝
6歳  6勝
7歳  2勝

ダンスインザダーク産駒
2歳  2勝
3歳 12勝
4歳  9勝
5歳  5勝
6歳  6勝
8歳  3勝

フジキセキの2歳8勝は、グレード制導入以降では、サンデーサイレンスの22勝、ノーザンテーストの11勝に次ぐ記録。もちろん現役ではトップだ。対してダンスインザダークは2歳でわずか2勝。セカンドクロップのファストタテヤマによるデイリー杯と、サードクロップのザッツザプレンティによるラジオたんぱ杯。以後7世代、2歳重賞は勝っておらず、まだ2頭しか勝ち上がっていない今年の2歳世代も未勝利だ。

ダンスインザダークの8歳3勝は、グレード制導入以降では、ミラクルアドマイヤの4勝に次ぎ、サンデーサイレンスと並んで2位タイ。もっともミラクルアドマイヤの4勝はすべてカンパニーによるもの。ジョリーダンス、ダンスアジョイ、ダンスインザモアで3勝のダンスインザダークは、サイレントハンター、ユキノサンロイヤル、クワイエットデイで3勝のサンデーサイレンスとともに、実質トップと言える。
一方、フジキセキの7歳2勝はいずれも、9月生まれの南半球産馬、キンシャサノキセキによるもの。その2勝は3月施行のオーシャンステークスと高松宮記念だから、厳密には6歳でカウントするべきだろう。となると、フジキセキ産駒の重賞勝ちは今のところ6歳で打ち止め。キンシャサノキセキも名実ともに7歳になって以降は未勝利だ。

どうやらサダムパテックは朝日杯へ、ダンスインザモアは中日新聞杯へ向かう模様。フジキセキとダンスインザダークがこの2頭で記録をさらに伸ばすか、要注目である。

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