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12/17/2010

トップクラスも最強世代

鳴尾記念に続いて中日新聞杯も3歳馬が1~3着を独占した。これで3週連続、ダービー出走の3歳馬が古馬混合重賞を席巻している。これはどのくらいすごいことなのか。先週は「3歳以上平地特別戦」の実績をもとに現3歳世代の「世代全体のレベル」が高いことを実証したが、今週は「世代トップクラスのレベル」に注目してみよう。

世代限定戦の最高峰レースはもちろん、ダービー。ほとんどすべての牡馬が目標とするレースに駒を進めた18頭は、まさに選りすぐられた「3歳日本馬代表」だ。3歳世代トップクラスのレベルを測るなら、この18頭がその後、古馬混合戦でどの程度通用したかをみるのが合理的だろう。
レースレベルには疑問符がついたものの、今年のダービー組は確かに強い。18頭中なんと11頭が、すでに中央の3歳以上オープンを勝つか、3歳以上重賞で3着以内に入っている。ダービー13着以内の馬でこの条件を満たしていないのは、ダービー馬エイシンフラッシュと、菊花賞4着を最後に死亡してしまったレーヴドリアンだけだ。

1着エイシンフラッシュ
2着ローズキングダム  → JC1着
3着ヴィクトワールピサ → JC3着
4着ゲシュタルト    → 中日新聞杯3着
5着ルーラーシップ   → 鳴尾記念1着
6着ペルーサ      → 天皇賞秋2着
7着トゥザグローリー  → 中日新聞杯1着
8着サンディエゴシチー → キャピタルS1着
9着ヒルノダムール   → 鳴尾記念2着
10着コスモファントム  → 中日新聞杯2着
11着レーヴドリアン  
12着リルダヴァル    → 鳴尾記念3着
13着アリゼオ      → 毎日王冠1着

これが異常事態であることは、過去のダービー出走馬と比較してみれば一目瞭然である。2001年以降、中央の3歳以上オープンを勝つか、中央の3歳以上重賞で3着以内にきたダービー出走馬は以下のとおり。

2009年
7着ゴールデンチケット → シリウスS3着・JCダート3着
14着トライアンフマーチ → キャピタルS1着
15着ブレイクランアウト → 朝日チャレンジC2着
16着アーリーロブスト  → スワンS2着

2008年
1着ディープスカイ   → 天皇賞秋3着・JC2着
8着フローテーション  → ステイヤーズS2着
13着レッツゴーキリシマ → 京成杯オータムH2着

2007年
3着アドマイヤオーラ  → 鳴尾記念3着
11着タスカータソルテ  → 中日新聞杯3着

2006年
3着ドリームパスポート → JC2着
4着マルカシェンク   → 鳴尾記念2着
7着アドマイヤムーン  → 札幌記念1着・天皇賞秋3着
8着フサイチリシャール → 阪神カップ1着
9着トーホウアラン   → 中日新聞杯1着
10着サクラメガワンダー → 鳴尾記念1着
15着スーパーホーネット → カシオペアS1着

2005年
1着ディープインパクト → 有馬記念2着
5着マイネルレコルト  → 京阪杯3着
14着ダンスインザモア  → 中日新聞杯2着

2004年
5着スズカマンボ → 朝日チャレンジC1着・鳴尾記念2着
8着コスモバルク → JC2着

2003年
2着ゼンノロブロイ   → 有馬記念3着
3着ザッツザプレンティ → JC2着
4着サイレントディール → 武蔵野S1着
6着チャクラ      → ステイヤーズS1着
7着サクラプレジデント → 札幌記念1着
8着リンカーン     → 有馬記念2着
18着マイネルソロモン  → 富士S3着

2002年
2着シンボリクリスエス → 天皇賞秋1着・JC3着・有馬記念1着
6着アドマイヤドン   → JCダート3着
12着バンブーユベントス → 中日新聞杯2着
14着モノポライザー   → ポートアイランドS1着

2001年
1着ジャングルポケット → JC1着
5着クロフネ      → 武蔵野S1着・JCダート1着
6着テンザンセイザ   → 京阪杯1着

世代全体のレベルは低い06年3歳世代が意外にも健闘しているが、03年3歳世代と同じく6頭止まり。今年の3歳世代の11頭には遠く及ばない。07年産の18頭は確かに「史上最強メンバー」と言っても過言ではなさそうだ。
今年のダービー組が参戦を予定しいる3歳以上重賞は、残すところ有馬記念のみ。エイシンフラッシュ、ローズキングダム、ヴィクトワールピサ、ルーラーシップ、ペルーサ、トゥザグローリー、ダノンシャンティ(ダービーは出走取消)の中から好走馬が現れるのは、まず間違いあるまい。立ちはだかる古馬の代表はもちろん、ブエナビスタ。今度はスッキリと勝って3歳馬が名実ともに世代交代を果たすことができるか、要注目だ。

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