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03/04/2011

ディープインパクト驚きの「0勝」

昨年のJRAの平地競走は全部で3,326レース。うち芝は1,677レース、ダートは1,649レースでほぼ半々だが、今年はここまで芝が214レース、ダートが316レース。冬場のため、ほぼ「2対3」の割合でダートの方が多くなっている。
目下の種牡馬実績は、当然のことながらこの割合が反映されているはずだが、実際のところはどうか。リーディング上位馬の芝・ダート勝利数内訳は以下のとおりである(カッコ内は昨年の成績)。

1 キングカメハメハ  13勝/19勝(120勝/ 59勝)
2 マンハッタンカフェ 10勝/13勝( 74勝/ 36勝)
3 アグネスタキオン  10勝/16勝( 70勝/ 30勝)
4 シンボリクリスエス  5勝/ 9勝( 53勝/ 60勝)
5 ネオユニヴァース   9勝/17勝( 54勝/ 42勝)
6 クロフネ       6勝/13勝( 37勝/115勝)
7 フジキセキ      9勝/ 7勝( 64勝/ 53勝)
8 ジャングルポケット 12勝/ 2勝( 52勝/ 21勝)
9 ステイゴールド    9勝/ 1勝( 46勝/ 6勝)
10 ディープインパクト 16勝/ 0勝( 39勝/ 2勝)
11 スペシャルウィーク  7勝/ 5勝( 49勝/ 30勝)
12 ブライアンズタイム  0勝/13勝( 6勝/ 41勝)
13 ワイルドラッシュ   0勝/ 9勝( 2勝/ 48勝)
22 ゴールドアリュール  0勝/ 8勝( 6勝/ 52勝)
29 ハーツクライ     9勝/ 0勝( 18勝/ 0勝

まだ1年の6分の1弱しか消化していないが、ここまでの各種牡馬の「芝・ダート割合」は、昨年から大きく変わってはいない。上位3頭とネオユニヴァースが「芝>ダート」から「芝<ダート」になっているのは、単に目下のトータルレース数が「芝<ダート」だから。芝のレースが増える春以降は、いずれも「芝>ダート」に転じてくるだろう。

この「芝<ダート」の状況下では異常とも言えるのが、ディープインパクトのダート0勝。クラシック目標を義務づけられたエリートサイヤーであることを加味しても、この芝偏重ぶりは普通じゃない。昨年を含めてもダートの勝ち馬はボレアスただ1頭。トータル実績は下回るがハーツクライも同傾向で、こちらは昨年もダート未勝利。ディープインパクトもハーツクライも、適性そのものが「芝>ダート」であることは間違いなく、やがてはステイゴールドのようなほぼ芝専門のサイヤーとなるのかもしれない。

一方、芝で勝てないのが、ブライアンズタイム、ワイルドラッシュ、ゴールドアリュールの3頭。いずれも、昨年の実績が示すように極端なダート偏重サイヤーだから、「芝<ダート」の状況下では当然と言えば当然。この3頭から芝の重賞級が出てきたら、それは、ステイゴールドからシルクメビウスが出たのと同じくらいの「珍事」と言えよう。

今週は、ディープインパクト産駒3頭がダートに、ブライアンズタイム産駒1頭が芝に、ゴールドアリュール産駒1頭が芝に出走する。それぞれ「初勝利」なるか、要注目だ。

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