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04/07/2011

クロフネの不思議

レーヴディソールのリタイアにより、押し出されるようにして1番人気になるであろうホエールキャプチャの父は、クロフネ。桜花賞には同馬のほかにも、マルモセーラ、ウッドシップと計3頭のクロフネ産駒が出走する。同産駒のG1「3頭出し」はこれが初めてだが、過去5回ある「2頭出し(取消含む)」もすべて牝馬限定戦。そう、不思議なことに上級条件で活躍するクロフネ産駒は、圧倒的に「牡馬<牝馬」なのである。

クロフネ産駒2頭以上出走G1
2005年阪神JF    シェルズレイ(9着) プラチナローズ(17着)
2008年桜花賞     オディール(12着) ポルトフィーノ(取消)
2008年秋華賞     ユキチャン(17着) オディール(9着)
2010年ヴィクトリアM ブラボーデイジー(8着) ベストロケーション(15着)
2010年阪神JF    ホエールキャプチャ(2着) マルモセーラ(12着)
2011年桜花賞     ホエールキャプチャ マルモセーラ ウッドシップ

今週の桜花賞まで含めると、G1に出走したクロフネ産駒は全部で24頭。そのうちなんと18頭が牝馬で、牡馬は以下の6頭しかいない。

フサイチリシャール
2005年朝日杯FS   1着
2006年皐月賞     5着
2006年NHKマイルC 6着
2006年ダービー    8着
2006年JCダート   13着
2007年マイルCS   12着
2008年高松宮記念   7着

ブラックシェル
2008年皐月賞     6着
2008年NHKマイルC 2着
2008年ダービー    3着

ホワイトピルグリム
2008年菊花賞     7着

サトノロマネ
2009年皐月賞     12着

ティアップゴールド
2009年NHKマイルC 15着

トシギャングスター
2010年NHKマイルC 14着

当然、重賞勝ち馬も牝馬ばかり。6頭中、牡馬はフサイチリシャールだけである。

フサイチリシャール 東京スポーツ杯 朝日杯FS 阪神カップ
オディール     ファンタジーS
スリープレスナイト CBC賞 北九州記念 スプリンターズS
ブラボーデイジー  福島牝馬S
マルモセーラ    ファンタジーS
ホエールキャプチャ クイーンC

さらにもうひとつ、クロフネ産駒には不思議な傾向がある。JRA平地レースでは、芝156勝、ダート413勝と、圧倒的にダート実績が上回っているにも関わらず、ダート重賞はいまだ勝っていないということだ。基本的にダート馬でありながら、重賞級に育つのは芝馬のみ。それも牝馬。POGで牡馬のクロフネ産駒を指名するのは自殺行為といっても過言ではない。

今週は、土曜の古馬重賞、阪神牝馬ステークスにもクロフネ産駒が3頭出走する。前走京都牝馬ステークス3着のサングレアズール、前走準オープン勝ちのカレンチャンとスプリングサンダー。このメンバーならいずれも馬券圏内だろう。
そして、桜花賞のあとのマーチステークスには、牝馬のブラボーデイジーが参戦。同馬のダート適性は折り紙付き。クロフネ産駒初のダート重賞制覇を牝馬がなし遂げるか、こちらも要注目だ。

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