« ようやく轟いた長距離砲 | Main | 完全制覇王手と5度目の銀 »

05/13/2011

祝!内国産種牡馬単独最多勝

先週、5月7日の新潟12レースで、5歳牝馬のチャームポットが父フジキセキに記念すべき勝ち星を贈った。JRA通算1,136勝。トサミドリを抜き、内国産種牡馬として単独最多勝を達成したのである。
トサミドリの父は、1934年の愛ダービーと愛セントレジャーを制した英国産馬、プリメロ。引退後、小岩井農場に購入され、1955年に亡くなるまで第一級の種牡馬として活躍し続けた。リーディング首位の座は一度も獲得できなかったが、産駒は大舞台に強く、クラシックホースは15頭を数える。これは、サンデーサイレンスに破られるまで半世紀以上も保持された最多記録である。
このプリメロの後継馬が、1949年の皐月賞と菊花賞を制したトサミドリ。同馬は母系も優秀で、半兄には、日本競馬史上初の三冠馬セントライトがいる。父と同じくリーディングサイヤーにはなれなかったが、八大競走勝ち馬を7頭輩出。内国産種牡馬としての最多勝記録は、死後40年たってようやく塗り替えられた。
目下、JRA通算1,000勝以上をあげている種牡馬は以下の12頭。3歳でスタッドインしたフジキセキも今年で早19歳となるが、来年末か再来年にはパーソロンを抜いて5位に浮上することだろう。

1位 サンデーサイレンス(1986~2002) 通算2,749勝 重賞311勝
2位 ノーザンテースト (1971~2004) 通算1,757勝 重賞 92勝
3位 ブライアンズタイム(1985~  ) 通算1,507勝 重賞 79勝
4位 ライジングフレーム(1947~1966) 通算1,379勝 重賞 62勝
5位 パーソロン    (1960~1985) 通算1,272勝 重賞 95勝
6位 ヒンドスタン   (1946~1968) 通算1,258勝 重賞113勝
7位 フジキセキ    (1992~  ) 通算1,137勝 重賞 55勝
8位 トサミドリ    (1946~1970) 通算1,135勝 重賞 55勝
9位 サクラバクシンオー(1989~2011) 通算1,081勝 重賞 32勝
10位 ネヴァービート  (1960~1985) 通算1,064勝 重賞 47勝
11位 トニービン    (1983~2000) 通算1,054勝 重賞 61勝
12位 チャイナロック  (1953~1982) 通算1,012勝 重賞 45勝

フジキセキによる大記録更新の一方で、大いに惜しまれるのがサクラバクシンオーの急死だ。同馬のJRA通算1,081勝は、父内国産(いわゆるマル父)種牡馬の最多記録。これは途方もないレコードで、SS系で言えばさしずめ、今年初子が誕生したディープスカイが大種牡馬になるようなもの。SS3世の1,000勝サイヤーが誕生するのは、まだまだ遠い先の話である。

今週のヴィクトリアマイルはフジキセキ産駒が過去2勝をあげているレースだが、今年は残念ながら出走馬なし。京王杯スプリングカップには、フジキセキ×トウショウボーイという内国産配合のクレバートウショウが出走する。しかし、前走マイラーズカップの14番人気2着は展開利によるところ大。勝てばフジキセキは重賞も内国産単独最多となるが、はたして…。

|

« ようやく轟いた長距離砲 | Main | 完全制覇王手と5度目の銀 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/93032/51657666

Listed below are links to weblogs that reference 祝!内国産種牡馬単独最多勝:

« ようやく轟いた長距離砲 | Main | 完全制覇王手と5度目の銀 »