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06/24/2011

23年連続西高東低

出走全頭がサンデーサイレンスの孫(16頭が父父SS、2頭が母父SS)という今年のダービーには目が点になったものだが、関西馬が16頭中15頭という宝塚記念の顔ぶれもかなり強烈だ。東からの遠征がわずか1頭というのは、マヤノトップガンが勝った96年以来、15年ぶりのこと。その唯一の関東馬、シンゲンが直前回避なんてことになれば、メジロパーマーが勝った92年以来19年ぶりの「全頭関西馬」という異常事態になってしまう。
この状況を招いたのはもちろん、相も変わらぬ西高東低の力関係。今年のここまでの平地重賞は、関東馬16勝に対し、関西馬47勝。宝塚記念までの平地重賞勝利数の東西内訳と、関東を「1」としたときの関西の割合を「東高西低」の時代まで遡っていくと、以下のようになる。

2011年 関東16勝 関西47勝 2.94
2010年 関東26勝 関西39勝 1.5
2009年 関東17勝 関西47勝 2.76
2008年 関東15勝 関西49勝 3.27
2007年 関東19勝 関西46勝 2.42
2006年 関東13勝 関西49勝 3.77
2005年 関東17勝 関西45勝 2.65
2004年 関東16勝 関西45勝 2.81
2003年 関東19勝 関西42勝 2.21
2002年 関東19勝 関西42勝 2.21
2001年 関東19勝 関西42勝 2.21
2000年 関東19勝 関西39勝 2.05
1999年 関東21勝 関西42勝 2
1998年 関東23勝 関西41勝 1.78
1997年 関東26勝 関西39勝 1.5
1996年 関東19勝 関西43勝 2.26
1995年 関東13勝 関西35勝 2.69
1994年 関東12勝 関西39勝 3.25
1993年 関東12勝 関西36勝 3
1992年 関東16勝 関西32勝 2
1991年 関東14勝 関西34勝 2.43
1990年 関東19勝 関西29勝 1.53
1989年 関東23勝 関西25勝 1.09
1988年 関東25勝 関西24勝 0.96
1987年 関東30勝 関西18勝 0.6
1986年 関東29勝 関西14勝 0.48

分水嶺は1988~1989年。奇しくも、昭和から平成への変わり目と一致する。武豊がG1初制覇を遂げ、オグリキャップが中央に殴り込んできた、あの昭和最後の年に関東馬の時代は幕を閉じ、武豊が天皇賞春秋制覇を果たし、オグリキャップが世界レコードタイでジャパンカップを駆け抜けた、あの平成元年に関西馬の時代が始まった。
その後、関東馬が最も健闘したのは、「26勝対39勝」だった1997年と2010年。興味深いことに、どちらの年も前半のG1は関東馬が勝ち越しており、97年はサニーブライアン、10年はアパパネと、関東馬が春2冠を制している。厩舎と同じくトレセンも、超一流馬がいると全体の士気も上がるものなのだろう。

昨年の宝塚記念は、1999年のグラスワンダー以来11年ぶりに関東馬が制覇。そのナカヤマフェスタは凱旋門賞へ万全の態勢で臨むため、今年は自重する。ジャパンカップ以来の休み明けとなる8歳馬、シンゲンに関東馬連覇を期待するのは酷というもの。前半戦の平地重賞が3年ぶり5回目の「トリプルスコア」になるのは間違いあるまい。昨年の「26勝」は、残念ながら関東馬反撃の狼煙とはならなかったようだ。

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