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07/07/2011

要改善の2000シリーズ

夏季競馬を盛り上げるために2006年から始まったサマーシリーズも今年で早6回目(2007年開始のジョッキーシリーズは5回目)。あらためてポイントのルールを説明すると、各シリーズとも、

G3 1着10点・2着5点・3着4点・4着3点・5着2点・6着以下1点
G2 1着12点・2着6点・3着5点・4着4点・5着3点・6着以下1点

で、「合計13点以上かつ対象レース1勝以上」の競走馬・騎手のうち、最多ポイントを獲得した競走馬・騎手が総合優勝となる。「スプリントシリーズ」と「2000シリーズ」の過去5回の優勝馬は以下のとおりだ。

<スプリントシリーズ>
2006年 シーイズトウショウ 22ポイント
函館SS2着 キーンランドC2着 セントウルS1着

2007年 サンアディユ 23ポイント
アイビスSD1着 北九州記念7着 セントウルS1着

2008年 カノヤザクラ 22ポイント
アイビスSD1着 セントウルS1着

2009年 カノヤザクラ 18ポイント
アイビスSD1着 北九州記念3着 セントウルS4着

2010年 ワンカラット 20ポイント
函館SS1着 キーンランドC1着

<2000シリーズ>
2006年 スウィフトカレント 13ポイント
小倉記念1着 新潟記念4着

2007年 ユメノシルシ 14ポイント
七夕賞3着 新潟記念1着

2008年 ミヤビランベリ 13ポイント
七夕賞1着 小倉記念5着 新潟記念9着

2009年 ホッコーパドゥシャ 19ポイント
七夕賞3着 小倉記念2着 新潟記念1着

2010年 ナリタクリスタル 13ポイント
小倉記念4着 新潟記念1着

スプリントシリーズの優勝馬5頭のうち3頭は2勝をあげており、他の2頭も1勝のほかに2レースで「2着・2着」「3着・4着」と好走。20ポイントに届かなかったのは09年のカノヤザクラだけである。
対して2000シリーズの優勝馬はすべて1勝止まり。1勝以外に2着がある馬も09年のホッコーパドゥシャのみ。20ポイントを超えた馬はおらず、5頭中なんと3頭が対象条件ギリギリの13ポイントだ。

2つのシリーズの優勝馬になぜこれほどの違いが生じるのか。まず考えられるのは距離。1000~1200m戦と2000m戦では、当然後者の方がより大きな負荷を馬にかける。真夏に2レース以上、勝ち負けが期待できるレベルに仕上げるのは容易ではあるまい。
しかもシリーズの期間は、スプリントシリーズより2000mシリーズの方が短い。第1戦はスプリントシリーズが1週早く、第5戦はスプリントシリーズが2週遅いため、トータルで3週も差がある。これは第1回から変わらない。負荷を考えたら、むしろ逆にすべきだろう。
さらに問題なのが、2000シリーズは札幌記念以外すべてハンデ戦であるということ。勝ち馬は一般的にその後のレースではハンデ増となるため、連続好走するのが難しくなってしまうのだ。頭数を確保するにはハンデ戦の方が都合がいいのは分かるが、スプリントシリーズのハンデ戦は北九州記念だけ。2000シリーズもせいぜい1、2戦に止めるべきではないか。

今年の古馬中長距離路線のトップレベルはきわめて強力。この2000シリーズを稼ぎ時とみて、G2~3級のオープン馬が多数参戦してくることを期待したい。

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