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07/21/2011

これが私の生きる道

イタリアンレッドで七夕賞を制し、重賞通算30勝にリーチをかけた中舘英二は、遅咲きの騎手である。デビューはシンボリルドルフが3冠馬となった1984年で、重賞初制覇はミホノブルボンが2冠馬となった1992年。9年目での重賞初制覇は、現役1000勝ジョッキーの中では最も遅い。
翌1993年、名牝ヒシアマゾンと出会ったことで、中舘は一躍、全国区の騎手となる。破竹の重賞6連勝をなしとげた1994年、日本の牝馬として初めてJCで連対をはたした1995年は、まさに絶頂期。重賞通算29勝のうち10勝をこの2年であげている。
ヒシアマゾンが引退した96年と翌97年は、余勢を駆って(?)「表舞台」に立ち続けた中舘も、98年になるとガラリ一変、主戦場を中央4場からローカル6場に切り換える。希代のローカル専門ジョッキーへの歩みはこの年から始まった。1994年以降の年間勝利数の中央とローカルの内訳は以下のとおり。圧巻は、2008年の「ローカル100勝」だ。惜しくも2年連続はならなかったが。

1994年 中央36勝 ローカル 31勝
1995年 中央26勝 ローカル 22勝
1996年 中央48勝 ローカル 12勝
1997年 中央33勝 ローカル 26勝
1998年 中央15勝 ローカル 42勝
1999年 中央20勝 ローカル 38勝
2000年 中央24勝 ローカル 48勝
2001年 中央11勝 ローカル 89勝
2002年 中央 7勝 ローカル 85勝
2003年 中央12勝 ローカル 61勝
2004年 中央14勝 ローカル 67勝
2005年 中央18勝 ローカル 87勝
2006年 中央 6勝 ローカル 97勝
2007年 中央16勝 ローカル 91勝
2008年 中央 4勝 ローカル100勝
2009年 中央 4勝 ローカル 99勝
2010年 中央 7勝 ローカル 61勝
2011年 中央 7勝 ローカル 43勝

1998年は、ヒシアマゾンでの京都大賞典制覇以来、3年ぶりに重賞を勝った年でもある。オーバーザウォールでの福島記念Vだ。1995年までの重賞14勝は、ツインターボでの七夕賞以外、すべて中央4場であげているが、これ以後の15勝のうち中央4場であげたのは5レースにすぎない。そしてスプリンターズステークス以外の14レースはすべてG3である。また、重賞を勝った19頭のうち11頭が牝馬であることも、あまり知られていない傾向だろう。
今週の函館記念には残念ながら騎乗しないが、サマージョッキーシリーズは目下2位。過去4回は蚊帳の外だっただけに、今年は色気を持っているはずだ。今後の営業ぶりにとくと注目である。

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