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09/29/2011

G1V2へ視界良し

アーネストリーがダントツ人気に応えてオールカマーを完勝し、現役唯一のJRA通算二桁勝利をあげた。宝塚記念の勝ち馬が同年の秋緒戦を制したのは、2000年のテイエムオペラオー以来11年ぶり。同年のオールカマー制覇となると、1994年のビワハヤヒデ以来17年ぶり、史上2頭目の快挙である。
さらに注目すべきは負担重量。グレード制導入以降、宝塚記念の勝ち馬が次走で59キロ以上背負ったのは、アーネストリーが15頭目。その成績は以下のとおりだ。

1984年 カツラギエース   高松宮杯   5着(59キロ)
1985年 スズカコバン    高松宮杯   6着(59キロ)
1989年 イナリワン     毎日王冠   2着(59キロ)
1990年 オサイチジョージ  毎日王冠   4着(59キロ)
1992年 メジロパーマー   京都大賞典  9着(59キロ)
1993年 メジロマックイーン 京都大賞典  1着(59キロ)
1998年 サイレンススズカ  毎日王冠   1着(59キロ)
1999年 グラスワンダー   毎日王冠   1着(59キロ)
2000年 テイエムオペラオー 京都大賞典  1着(59キロ)
2002年 ダンツフレーム   毎日王冠   5着(59キロ)
2003年 ヒシミラクル    京都大賞典  2着(59キロ)
2004年 タップダンスシチー 凱旋門賞   17着(59.5キロ)
2006年 ディープインパクト 凱旋門賞   3位失格(59.5キロ)
2009年 ドリームジャーニー オールカマー 2着(59キロ)
2011年 アーネストリー   オールカマー 1着(59キロ)

初夏の古馬王道G1を制したあと順調に夏を越し、秋緒戦を酷量背負って勝つというのは、至難の業なのだろう。アーネストリー以前の勝ち馬4頭は、いずれも競馬史に残る名馬だ。メジロマックイーンとグラスワンダーはG14勝、テイエムオペラオーはG17勝、サイレンススズカも悲劇に見舞われなければ少なくともあの天皇賞秋は勝っていたはず。となればアーネストリーも、今後さらにG1タイトルを積み重ねるのではなかろうか。
ちなみに、過去の宝塚記念勝ち馬で、次走最も重い斤量で重賞を制したのはトウショウボーイ。なんと宝塚記念から7キロ増の62キロで、不良馬場の高松宮杯を快勝している。単勝は驚くなかれ1.0倍。ディープインパクトが国内のレースに出走していても、はたして同じ芸当ができたかどうか…。

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