武豊の重賞二桁人気
サンカルロから買っていた阪神カップのゴール前。「できた!」と思った瞬間、悩んで切った馬が3着に。武豊のフラガラッハ。ジャパンカップは11番人気トレイルブレイザーで、ジャパンカップダートは10番人気ラヴェリータで4着にきていた元ナンバーワンジョッキーが、ここでついに13番人気を馬券圏内にもってきた。
馬券を外した勢い(?)で、武豊の重賞二桁人気について調べてみたところ、衝撃的な数字が明らかになった。同騎手のデビュー以来のJRA重賞二桁人気馬騎乗回数(かっこ内はG1)と、その年のJRA通算勝利数は以下のとおりである。
1987年 3回(1回) 69勝
1988年 2回(1回) 113勝
1989年 1回(1回) 133勝
1990年 1回(1回) 116勝
1991年 0回 96勝
1992年 4回(3回) 130勝
1993年 0回 137勝
1994年 0回 134勝
1995年 1回 134勝
1996年 3回(1回) 159勝
1997年 3回(2回) 168勝
1998年 0回 169勝
1999年 0回 178勝
2000年 1回(1回) 130勝
2001年 0回 65勝
2002年 0回 133勝
2003年 1回(1回) 204勝
2004年 2回 211勝
2005年 0回 212勝
2006年 0回 178勝
2007年 1回 156勝
2008年 2回 143勝
2009年 2回(1回) 140勝
2010年 5回(3回) 69勝
2011年 16回(10回) 62勝
最近とみに騎乗馬の質が落ちたなあ、と思ってはいたが、まさかここまでとは…。重賞もG1も、なんとこの2年で通算回数の半分に及んでいる。特に今年の「16回」と「10回」は、目を疑うばかり。このところの好走は、騎乗回数が増えたことで、人気薄を走らせるツボを心得てきたからかもしれない。ちなみに重賞二桁人気馬で馬券に絡んだのは、92年の安田記念(ムービースター10番人気3着)、96年の鳴尾記念(ハギノリアルキング10番人気2着)に次いで3回目。この分ならいずれ、二桁人気馬での重賞初勝利もありそうだ。
有馬記念はあやうく17年ぶりに騎乗馬なしとなるところだったが、横山典の騎乗停止による玉突き人事でレッドデイヴィスが回ってきた。阪神ジュベナイルフィリーズまでのJRAG1成績は以下のとおり。
フェブラリーS メイショウタメトモ 12番人気13着
高松宮記念 サンダルフォン 12番人気13着
桜花賞 エーシンハーバー 8番人気14着
皐月賞 ダノンバラード 8番人気3着
天皇賞春 ローズキングダム 2番人気11着
NHKマイルC クリアンサス 10番人気16着
ヴィクトリアM アプリコットフィズ 5番人気17着
ダービー ロッカヴェラーノ 12番人気15着
安田記念 クレバートウショウ 8番人気4着
宝塚記念 ビートブラック 12番人気11着
マイルCS南部杯 ボレアス 5番人気17着
秋華賞 デルマドゥルガー 6番人気6着
菊花賞 ショウナンマイティ 8番人気8着
天皇賞秋 ナリタクリスタル 13番人気7着
エリザベス女王杯 レディアルバローザ 11番人気17着
マイルCS クレバートウショウ 16番人気17着
ジャパンC トレイルブレイザー 11番人気4着
ジャパンCダート ラヴェリータ 10番人気4着
阪神JF サウンドオブハート 1番人気3着
この布陣では、24年連続JRAGI勝利を果たせなかったのもやむを得まい。4番人気以内だったのは2レースだけ。天皇賞春のローズキングダムは道悪に泣き、阪神ジュベナイルフィリーズにはキャリア1戦の怪物がいた。
レッドデイヴィスは前走、骨折明けで重賞勝ち。シンザン記念では3冠馬と桜花賞馬を下しており、能力の高さは疑いないが、ここではおそらく二桁人気。奇跡の大逆転ホームランが飛び出せば、師走の中山はオグリラストラン以来のユタカコールに包まれることだろう。

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