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12/09/2011

天皇賞馬の底力

まさに「格の違い」と言うほかないマイネルキッツのステイヤーズステークス制覇は、あのメジロマックイーンに肩を並べる重要な1勝だった。
グレード制が導入され、秋の天皇賞が2000mに短縮された1984年以降、春の天皇賞を制した馬がその翌年以降も重賞を勝った例は、実は数えるほどしかない。マイネルキッツはそれを果たした5頭目の馬。天皇賞制覇の翌年、さらに翌々年の重賞制覇は、メジロマックイーンに次ぐ2頭目の快挙なのである。

91年メジロマックイーン(4歳)
→92年阪神大賞典・天皇賞春
→93年産経大阪杯・宝塚記念・京都大賞典

92年メジロマックイーン(5歳)
→93年産経大阪杯・宝塚記念・京都大賞典

93年ライスシャワー(4歳)
→95年天皇賞春

98年メジロブライト(4歳)
→99年日経新春杯

00年テイエムオペラオー(4歳)
→01年天皇賞春・京都大賞典

09年マイネルキッツ(6歳)
→10年日経賞
→11年ステイヤーズS

年齢という点でも、マイネルキッツには驚かされる。同馬の天皇賞制覇は、他の4頭よりも2年遅い6歳時。4歳で天皇賞を制した馬がその翌年以降も重賞を勝つのとはわけが違う。グレード制導入以降、6、7、8歳でG2以上を勝った馬は、マイネルキッツが3頭目。すべてG1馬なのは、さすがと言うべきだろう。

タップダンスシチー
6歳 金鯱賞 京都大賞典 JC
7歳 金鯱賞 宝塚記念
8歳 金鯱賞

キンシャサノキセキ
6歳 スワンS 阪神C
7歳 高松宮記念 阪神C
8歳 高松宮記念

マイネルキッツ
6歳 天皇賞春
7歳 日経賞
8歳 ステイヤーズS

重賞未勝利、G1初挑戦の6歳馬が12番人気で天皇賞を制したときは、誰もがフロックと思ったに違いない。それが、翌年は59キロ背負って日経賞を勝ち、天皇賞はあわや連覇の2着。そして翌々年は、不良馬場のステイヤーズステークスを快勝。
古色蒼然たるステイヤータイプの天皇賞馬が、こうしてハイレベルの底力を見せつけてくれると、どこかホッとした気持になる。春の天皇賞も古馬最高峰レースとしてまだまだ捨てたもんじゃない、という気にさせてくれる。
こうなったら9歳の来年もぜひ、G1とは言わないまでもG2を勝ち、タップダンスシチー、キンシャサノキセキ、そしてメジロマックイーンを超えてほしい。トウカイトリックが3着に来られるなら、「格上」マイネルキッツには決して無理な話ではあるまい。

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