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01/26/2012

早くも重賞4勝馬4頭目

先週日曜のメインレースはすべてキングカメハメハ産駒が制した。ダントツ人気に応えてAJC杯を完勝したルーラーシップは、先週のトゥザグローリーに続いて重賞4勝目を達成。JRA平地重賞を4勝以上している現役馬は以下の11頭を数えるが、ルーラーシップとトゥザグローリー以外はすべてG1馬。この2頭のG1制覇も目前か。

6勝 オルフェーヴル
   トランセンド 
5勝 アーネストリー
   アパパネ
   ローズキングダム
4勝 エスポワールシチー
   トーセンジョーダン
   ロジユニヴァース
   カレンチャン
   トゥザグローリー
   ルーラーシップ
   
キングカメハメハは現3歳がまだ4世代目だが、すでに4頭の「JRA平地重賞4勝以上馬」を送り出した。これは、現役種牡馬(現役馬がいる種牡馬)としては、サンデーサイレンス、ブライアンズタイムに次ぐ快挙。さすがにサンデーサイレンスの21頭は雲の上だが、ブライアンズタイムの6頭は早くも視界に入った。トゥザグローリーかルーラーシップがさらに重賞タイトルを積み重ねれば、サンデーサイレンスに次ぐ「JRA平地重賞5勝以上馬」3頭輩出となる。こちらは時間の問題だろう。
「JRA平地重賞4勝以上馬」を3頭以上送り出している現役種牡馬(現役馬がいる種牡馬)は以下の6頭。スペシャルウィークはブエナビスタ、タニノギムレットはウオッカ、ジャングルポケットはトーセンジョーダンだけで、ダンスインザダーク、シンボリクリスエス、マンハッタンカフェはいまだ0頭だ。

サンデーサイレンス(21頭)
10勝 ディープインパクト
9勝 スペシャルウィーク
8勝 ダイワメジャー
6勝 マツリダゴッホ
   マーベラスサンデー
5勝 7頭
4勝 9頭

ブライアンズタイム(6頭)
9勝 ナリタブライアン
5勝 マヤノトップガン
4勝 マイネルマックス
   ファレノプシス
   タニノギムレット
   エムアイブラン

キングカメハメハ(4頭)
5勝 アパパネ
   ローズキングダム
4勝 トゥザグローリー
   ルーラーシップ

アグネスタキオン(3頭)
6勝 ダイワスカーレット
4勝 ディープスカイ
   キャプテントゥーレ

フジキセキ(3頭)
7勝 キンシャサノキセキ
5勝 ダイタクリーヴァ
4勝 カネヒキリ

オペラハウス(3頭)
12勝 テイエムオペラオー
6勝 メイショウサムソン
4勝 ミヤビランベリ

今週はキングカメハメハ産駒の重賞ウィナーが3頭、重賞に登録している。京都牝馬Sステークスにショウリュウムーンとレディアルバローザ、シルクロードステークスにロードカナロア。ショウリュウムーンが勝てば4勝にリーチ、ロードカナロアが勝てば破竹の5連勝で高松宮記念制覇にリーチとなりそうですが、はたして…。

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01/18/2012

関東馬復権へ好ダッシュ

同条件で行なわれていた時代の東西金杯は、遠征を敢行する馬がほとんどおらず、東は関東馬が全勝、西は関西馬が全勝。西高東低が進んでからも、このレースだけは関西陣営が関東遠征を自粛していたのだろう。
しかし2000年に西の金杯がマイル戦になると、関西の中距離馬は遠慮なく(?)東の金杯に矛先を向けるようになった。以後、昨年までの中山金杯は関東馬4勝、関西馬8勝。対して京都金杯は関東馬1勝、関西馬11勝。年初から西高東低をまざまざと見せつける結果となっている。
それがどうしたものか、今年は東西金杯を関東馬が制してしまった。これは2007年以来、史上2度目のこと。さらにほかの重賞やオープン特別でも、関東馬の活躍が目立つ。シンザン記念は東から唯一参戦のマイネルアトラクトが9番人気で2着。フェアリーステークスは関西馬1頭とはいえ掲示板独占。京成杯はワンツー。万葉ステークスは9番人気のゴールデンハインドが逃げ切り。紅梅ステークスは2頭のみの参戦で1、3着。
ここまでのオープン15レースの連対数は15対15でイーブンだが、短期間とはいえ高額条件で東西が拮抗するのは今どき珍しい。重賞に限れば、関東馬不参戦の日経新春杯を含め、関東馬4勝・2着4回、関西馬2勝・2着2回。なんとダブルスコアで関東馬が優勢だ。
年間勝利数で関西が関東を逆転したのは1988年。前年の「関東1,658勝VS関西1,642勝」が「関東1,636勝VS関西1,682勝」となり、以後関東が1,600勝を超えたのは2003年(1,601勝)だけで、関西が1,800勝に届かなかったのは89年(1,775勝)だけ。昨年は、関東がワースト2位の1,413勝で、関西がベスト2位の2,037勝。「関東1,355勝VS関西2,051勝」の1992年に次いで格差の大きい年だった。
関東が最後に1,500勝を超えたのは、奇しくも前回関東馬が東西金杯を制した2007年。となれば今年も、関東馬の「プチ復権」の年になるかも。この勢い、どこまで続くか要注目だ。

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01/12/2012

恐るべし人気薄ラフィアン

マイネル軍団がなんと年明け3日連続で重賞連対。その人気がまたすごい。京都金杯を勝ったマイネルラクリマは3番人気だったが、シンザン記念2着のマイネルアトラクトは9番人気、フェアリーステークス2着のマイネエポナは14番人気。非エリートクラブの面目躍如(?)というところだ。
1986年の設立以来、サラブレッドクラブ・ラフィアンのJRA重賞連対回数は、1着が59回、2着が73回。その人気別内訳は以下のとおりである。

1番人気 1着7回 2着4回
2番人気 1着14回 2着10回
3番人気 1着10回 2着9回
4番人気 1着8回 2着8回
5番人気 1着2回 2着7回
6番人気 1着2回 2着5回
7番人気 1着5回 2着7回
8番人気 1着3回 2着3回
9番人気 1着1回 2着1回
10番人気 1着2回 2着7回
11番人気 1着3回 2着2回
12番人気 1着1回 2着2回
13番人気 1着1回 2着1回
14番人気 1着0回 2着4回
15番人気 1着0回 2着2回
16番人気 1着0回 2着1回

全132連対中、1番人気での連対はわずか11回。対して、二桁人気での連対は26回。なんと連対時の5回に1回が二桁人気という、とんでもないことになっている。ひょっとしたら、人気薄のマイネル馬を使った穴馬券術、なんてものが編み出せるかもしれない。ちなみに二桁人気で勝ったレースと馬は以下のとおり。

88年NHK杯   マイネルグラウベン10番人気
88年新潟3歳S  マイネルムート  10番人気
98年札幌3歳S  マイネルプラチナム11番人気
03年小倉大賞典  マイネルブラウ  11番人気
05年愛知杯    マイネソーサリス 13番人気
08年フィリーズR マイネレーツェル 11番人気
09年天皇賞春   マイネルキッツ  12番人気

では、ラフィアンと対照的な社台系エリートクラブ、昨年の馬主ランキング1位、サンデーレーシングはどうか。同クラブの設立以来のJRA重賞人気別連対回数は以下のとおり。

1番人気 1着36回 2着18回
2番人気 1着15回 2着9回
3番人気 1着6回 2着6回
4番人気 1着7回 2着7回
5番人気 1着2回 2着6回
6番人気 1着2回 2着7回
7番人気 1着1回 2着0回
8番人気 1着2回 2着5回
9番人気 1着1回 2着2回
11番人気 1着0回 2着1回
13番人気 1着0回 2着1回
14番人気 1着0回 2着1回

1着72回、2着63回で、トータルはラフィアンとほぼ同じ135回だが、ラフィアンは11連対の1番人気がなんと54回。連対時の実に2.5回に1回、優勝時の2回に1回が1番人気という、これまたとんでもないことになっている。一方、二桁人気では勝っておらず、2着も以下の3回だけだ。

07年高松宮記念 ペールギュント  13番人気
08年七夕賞   ミストラルクルーズ11番人気
09年京成杯AH アップドラフト  14番人気

今週は珍しくサンデーレーシング所有馬が重賞に登録しておらず、マイネルロブストが京成杯に出走予定。朝日杯を4番人気で2着なら、さすがにここは1番人気候補。ラフィアンが最後に1番人気で勝った重賞は、奇しくも2年前のこのレース(マイネルチャールズ)だが、はたして…。

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01/01/2012

安藤勝&池添の怪記録

2011年のリーディングジョッキー争いは最終的に岩田と福永の一騎討ちとなったが、記録面でこの2人以上に目を奪われたのが、安藤勝と池添である。

以下すべてJRAのみの数字だが、安藤勝は46勝でリーディング30位。いずれも2003年の中央移籍以降、自己ワーストだったにも関わらず、2007年、2009年に次いで3回目の、勝率&連対率&複勝率トップ。騎乗回数は67位の245回だから、とんでもない効率の良さである。晩年の一流ジョッキーのまさに鑑。2011年のオーラス、有馬記念当日も、ペルーサ回避で乗り鞍は中山最終だけだったが、きっちり2着を確保した。今年もピンポイントの騎乗で職人芸を見せてくれることだろう。

池添は59勝でリーディング18位。3冠ジョッキーにしてはパッとしないが、重賞14勝がすごい。55回の騎乗で14勝だから、重賞勝率はなんと.255に達する。年間59勝に占める14勝の割合も驚異的。1986年以降、年間100勝未満で重賞を10勝以上したジョッキーは、以下の5人だが、池添の59勝はぶっちぎりで最少、14勝は最多だ。

1986年 河内  重賞13勝 年間95勝
1994年 南井  重賞10勝 年間82勝
1999年 的場  重賞10勝 年間77勝
2008年 横山典 重賞12勝 年間95勝
2011年 池添  重賞14勝 年間59勝

14勝のうち6勝はG1。グレード制導入以降、G1を年間5勝以上したジョッキーは以下ののべ6人。6勝は最多タイである。

1994年 南井  5勝 牡馬3冠 JC
2000年 和田  5勝 天皇賞春秋 宝塚記念 JC 有馬記念
2005年 武豊  6勝 牡馬3冠 高松宮記念 秋華賞 JCダート
2006年 武豊  6勝 フェブラリーS 天皇賞春 NHKマイルC
           宝塚記念 JC 有馬記念
2007年 安藤勝 6勝 フェブラリーS 桜花賞 安田記念
           秋華賞 エリザベス女王杯 マイルCS
2011年 池添  6勝 牡馬3冠 スプリンターズS マイルCS 有馬記念

上記6人に共通するのはG13勝以上のお手馬がいたこと。和田に至っては5勝すべてテイエムオペラオーであげている。昨年の池添はオルフェーヴルで4勝。有馬記念の勝ちっぷりを見る限り、今年も同馬でG1を勝ちまくる可能性は高そうだ。
ただし昨年は重賞を除くと、勝率も連対率も複勝率も一昨年以下。複勝率などは、デビュー2年目、1年目に次ぐ自己ワースト3位だった。今年は現役最強馬の主戦にふさわしい活躍をして、少なくとも2002年の79勝を超える勝ち星はあげてほしいものである。

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