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02/24/2012

G1大本命まさかの完敗

過去10年、1番人気が8勝しているフェブラリーステークス。負けたのは09年のカネヒキリと07年のシーキングザダイヤだけで、前者は勝ち馬と同タイムの僅差3着。9着惨敗の後者は、2番人気ブルーコンコルド(単勝4.0倍・2着)と差のない単勝3.9倍の、押し出されるようにして1番人気になった馬。G1昇格以降、04年のアドマイヤドンに次ぐ人気を集めたトランセンドが単勝1.5倍で掲示板を外したのは、「大事件」と言っていい。

そもそも単勝1.5倍以下の馬はどれほど堅いのか。86年以降のJRA全レースおける単勝1番人気89,275頭の成績と、単勝1.5倍以下の馬9,928頭の成績は以下のとおりである。

単勝1番人気  勝率33.9% 連対率53.5% 複勝率66.2%
単勝1.5倍以下 勝率57.1% 連対率77.5% 複勝率86.2%

一目瞭然。6割近くが勝ち、8割近くが連対している単勝1.5倍の馬は確かに堅い。
では重賞に限るとどうか。86年以降のJRA全重賞における単勝1番人気3,179頭の成績と、単勝1.5倍以下の馬370頭の成績は以下のとおり。

単勝1番人気  勝率32.1% 連対率49.7% 複勝率61.0%
単勝1.5倍以下 勝率50.8% 連対率70.8% 複勝率78.4%

なんと重賞の方が成績は下がってしまう。しかも「下落幅」は単勝1.5倍の馬の方が大きい。
ではG1に限るとどうか。86年以降のJRA全G1における単勝1番人気521頭の成績と、単勝1.5倍以下の馬72頭の成績は以下のとおり。

単勝1番人気  勝率34.0% 連対率53.4% 複勝率65.1%
単勝1.5倍以下 勝率55.6% 連対率79.2% 複勝率84.7%

単勝1番人気も単勝1.5倍以下も、全レースにおけるそれぞれの数字に近い。つまりG1の本命は、G2やG3の本命よりはるかに堅いということだ。86年以降のG1で4着以下に敗れた単勝1.5倍以下の馬は以下の11頭しかいない。

スダホーク     86年天皇賞春     7着
トウカイテイオー  92年天皇賞春     5着
ビワハヤヒデ    94年天皇賞秋     5着
シーキンザパール  96年阪神3歳牝馬S  4着
サイレンススズカ  98年天皇賞秋     競走中止
ショウナンカンプ  03年高松宮記念    7着
ダンスインザムード 04年オークス     4着
デュランダル    05年マイルCS    8着
マルカラスカル   08年中山大障害    5着
ロケットマン    11年スプリンターズS 4着
トランセンド    12年フェブラリーS  7着

競走中止のサイレンススズカを除けば、掲示板すら外したのはわずか4頭。ショウナンカンプとデュランダルはそのレースがラストランとなった。スダホークは翌々年の6歳まで走り続けたが、その後は1番人気に支持されたことすらなく、勝ち星は5歳時の阪神大賞典のみ。同じく現役続行のトランセンドは、今後どんな道を歩むのか、要注目だ。

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