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03/23/2012

単勝1.1倍の鉄板度

単勝1.1倍のオルフェーヴルがまさかの敗戦を喫した。前代未聞の「負けて強し」というパフォーマンスだったが、負けは負け。これも競馬だ。
これほどの大本命馬が人気を裏切るのは、どれほどの異常事態なのか。1986年以降のJRAのレースで、1番人気の単勝が1.0~1.1倍だったのは計466レース。その成績は「383-43-21-19」で、勝率82.2%、連対率91.4%、複勝率95.9%。これを鉄板と思うか思わないかは人それぞれだが、個人的には勝率は意外に低いと感じる。
466レースのうち7割にあたる325レースは新馬と未勝利。障害とアラブを除く重賞は以下の23レースである。

87年 ローズS     マックスビューティ 1.1倍1着
90年 京都大賞典    スーパークリーク  1.1倍1着
91年 京都大賞典    メジロマックイーン 1.1倍1着
94年 京都新聞杯    ナリタブライアン  1.0倍2着
95年 きさらぎ賞    スキーキャプテン  1.0倍1着
   阪神大賞典    ナリタブライアン  1.0倍1着
97年 京成杯3歳S   グラスワンダー   1.1倍1着
98年 スプリンターズS タイキシャトル   1.1倍3着
99年 ステイヤーズS  テイエムオペラオー 1.1倍2着
01年 日経賞      メイショウドトウ  1.1倍1着
02年 秋華賞      ファインモーション 1.1倍1着
04年 日経賞      ゼンノロブロイ   1.1倍2着
05年 ダービー     ディープインパクト 1.1倍1着
   ユニコーンS   カネヒキリ     1.1倍1着
   神戸新聞杯    ディープインパクト 1.1倍1着
   菊花賞      ディープインパクト 1.0倍1着
06年 阪神大賞典    ディープインパクト 1.1倍1着
   天皇賞春     ディープインパクト 1.1倍1着
   宝塚記念     ディープインパクト 1.1倍1着
07年 フィリーズR   アストンマーチャン 1.1倍1着
09年 チューリップ賞  ブエナビスタ    1.1倍1着
11年 チューリップ賞  レーヴディソール  1.1倍1着
12年 阪神大賞典    オルフェーヴル   1.1倍2着

勝率は78.6%、連対率は92.9%、複勝率は100%。勝率はもの足りないが、連対率と複勝率は優秀で、連を外したのは引退レースのタイキシャトルのみ。オルフェーヴルの2着は、実に8年ぶりの「まさか」だった。
それ以上に驚かされるのが、単勝1.1倍馬が目下4連敗中であるということ。オルフェーヴルの前の3頭は、いずれも昨年の2歳未勝利戦の大本命。86年以降、単勝1.1倍以下馬の連敗は、2連敗が8回、3連敗が1回あるものの、4連敗はこれが初めてだ。次に1.1倍以下馬が現れたときは、本命党も穴党も「もうはまだなり、まだはもうなり」の格言を噛みしめることになるだろう。
ただし単勝1.0倍馬は、08年から「JRAプラス10」のサービスが始まったためか、07年のライフストリーム(3歳未勝利・6馬身差圧勝)を最後に現れていない。ナリタブライアンがスターマンの後塵を拝したときのような衝撃は、もう二度と味わえないのだろうか…。

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