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04/27/2012

いつのまにか大馬主

「殿下」がついに重賞を勝った。「国際セリ名簿基準委員会のパート1国入り」と引き換えに、JRAが渋々飲んだ「本邦外居住者個人馬主」の登録解禁から3年。ドバイ首長国の首長にして、世界有数のオーナーブリーダーであるムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム、通称シェイク・モハメド、JRA馬主登録名「H.H.シェイク・モハメド」の所有するミッドサマーフェアが、フローラステークスを制したのだ。
モハメド殿下率いる世界最大の競走馬生産牧場集団が、ダーレー・グループ。その日本進出の橋頭堡であるダーレー・ジャパンが着々と実績を積んでいるのは認識していたが、ふと気づけば殿下の個人馬主成績も「大馬主」と言えるものになっていた。目下JRA12勝は、社台の吉田一族や「アドマイヤ」の近藤氏を上回り、「トーセン」の島川氏と並んで12位タイ。クラブを除けば7位タイだ。

38-30-32-244 社台レースホース
30-25-24-243 サンデーレーシング
26-17-20-193 キャロットファーム
21-13-15-200 松本好雄
19-30-23-237 サラブレッドクラブ・ラフィアン
15-20-6-109 栄進堂
14-15-20-161 ビッグレッドファーム
14-10-7- 43 金子真人ホールディングス
13-12-14-128 シルク
13-12-10- 52 里見治
13-5-2- 87 永井啓弐
12-6-10- 92 島川隆哉
12-1-7- 29 H.H.シェイク・モハメド

さらに驚くべきは好走率の高さである。所有頭数29頭はサンデーレーシングの218頭、社台レースホースの201頭のざっと7分の1にすぎず、目下10勝以上あげている馬主の中で勝率はトップ、連対率と複勝率もベスト5に入っている。ちなみに社台レースホースとサンデーレーシングの勝率・連対率・複勝率は、前者が「11.0%・19.8%・29.1%」、後者が「9.3%・17.1%・24.5%」だ。

勝率
24.5% H.H.シェイク・モハメド
23.3% 市川義美
18.9% 金子真人ホールディングス
14.9% 里見治
13.1% ダノックス

連対率
37.2% 市川義美
32.4% 金子真人ホールディングス
28.7% 里見治
26.5% H.H.シェイク・モハメド
23.8% ダノックス

複勝率
41.9% 金子真人ホールディングス
40.8% H.H.シェイク・モハメド
40.2% 里見治
37.2% 市川義美
35.7% ダノックス

重賞は今回が初制覇だったように、これまでビッグレースとは縁がなかったため、賞金順のいわゆるリーディングでは目下23位。しかしこちらも、ダートで3戦3勝のフリートストリートやミッドサマーフェアの活躍次第で一気に浮上するだろう。まずは3週後のオークス。今度は「本邦外居住者個人馬主」初のJRAG1制覇なるか、要注目である。

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