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04/20/2012

リーディングジョッキーにG1の壁

目下45勝で、2年連続JRAリーディングに向けて快走中の福永祐一。重賞もすでに6勝をあげ、通算133勝の昨年、重賞16勝の05年を上回る自己最高ペースで勝ち星を積み重ねている。
しかしそんなトップジョッキーにも死角はある。なぜだかG1では振るわないことだ。同騎手のG1タイトルは以下のとおり。

99年桜花賞      プリモディーネ
  朝日杯3歳S   エイシンプレストン
02年阪神JF     ピースオブワールド
  朝日杯FS    エイシンチャンプ
04年高松宮記念    サニングデール
  オークス     ダイワエルシエーロ
05年フェブラリーS  メイショウボーラー
  桜花賞      ラインクラフト
  NHKマイルC  ラインクラフト
  オークス     シーザリオ
  朝日杯FS    フサイチリシャール
06年エリザベス女王杯 フサイチパンドラ
07年オークス     ローブデコルテ
10年阪神JF     レーヴディソール
11年阪神JF     ジョワドヴィーヴル

関西トップの109勝をあげた10年も、JRA最多の133勝をあげた11年も、G1は1勝しかできず、06年以降、G1を2勝以上した年はなし。昨年はあわや、88年の柴田政人以来23年ぶりの「G1未勝利でのJRAリーディング」を達成してしまうところだった。
さらに目を引くのは、牝馬に偏重していること。牝馬10勝に対し、牡馬はその半分。5勝はすべて格の低いレースで、牡馬クラシックは未勝利。勝ち星だけでなく、他の数字も「牡馬<牝馬」は歴然としている。

牡馬 5-12-17-168 勝率 2.5% 連対率 8.4% 複勝率16.8%
牝馬 10-5-10- 58 勝率12.0% 連対率18.1% 複勝率30.1%

ここまで牡馬と牝馬で差がある騎手も珍しい。G1で福永騎乗馬を中心視するなら牝馬に限る。高松宮記念のロードカナロアも、皐月賞のワールドエースも、大いに危険な人気馬だったのである。
牡馬の大物と縁がないから仕方ないとも言えるが、牡馬クラシックだけでなく、天皇賞、グランプリ、JCといった「格高G1」を勝っていないのも寂しいところ。もちろん本人も忸怩たる思いがあるだろう。差し当たっては、阪神大賞典に続いて天皇賞春でもオルフェーヴルにひと泡食わせることができるか、ダービーでゴールドシップにリベンジを果たすことができるか、要注目だ。

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