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06/01/2012

39頭目の単独鞍上ダービー馬

第79代日本ダービー馬、ディープブリランテの鞍上は、全6戦、岩田である。デビュー前からクラシック目標を義務づけられている同馬のようなエリートホースは、一人の有力ジョッキーが一貫して手綱を取り続けることが珍しくない。
しかしダービーを勝つのはそんな馬ばかりではない。デビュー前はさほど注目されていなかったが、見る見る成長してクラシック候補となった馬もたくさんいる。そういう馬の当初の鞍上は往々にして、トップジョッキーではない若手やベテラン。そこで陣営は決断を迫られることになる。このままその若手やベテランを使い続けるか、それともトップジョッキーにスイッチするか。
厩舎とジョッキーの結びつきが強かった時代は多くの陣営が前者を選んだと思われるかもしれないが、ごく初期を除けば決してそんなことはない。単独鞍上ダービー馬と、複数鞍上ダービー馬のトータル内訳は、39頭対40頭で拮抗している。10回ごとに区切った内訳は以下のとおりだ。

第1~10回 単独鞍上7頭 複数鞍上3頭
第11~20回 単独鞍上6頭 複数鞍上4頭
第21~30回 単独鞍上2頭 複数鞍上8頭
第31~40回 単独鞍上4頭 複数鞍上6頭
第41~50回 単独鞍上4頭 複数鞍上6頭
第51~60回 単独鞍上6頭 複数鞍上4頭
第61~70回 単独鞍上6頭 複数鞍上4頭
第71~79回 単独鞍上4頭 複数鞍上5頭

ほかのレースならいざ知らず、ダービーでチャンスありという馬にめぐり合ったら、オーナーもトレーナーも欲が出る。「何がなんでも勝ちに行く」という気持になる。それがこの数字に表れているのだろう。
しかし、だからこそ、非トップジョッキー(当時)が手綱を取り続けた馬のダービー制覇はファンの心を打つ。近30年の単独鞍上ダービー馬は以下のとおり。みなさんはどのコンビに「ドラマ」を感じただろうか。

83年 ミスターシービー  吉永正人
84年 シンボリルドルフ  岡部幸雄
87年 メリーナイス    根本康広
88年 サクラチヨノオー  小島太
90年 アイネスフウジン  中野栄治
91年 トウカイテイオー  安田隆行
92年 ミホノブルボン   小島貞博
96年 フサイチコンコルド 藤田伸二
97年 サニーブライアン  大西直宏
98年 スペシャルウィーク 武豊
99年 アドマイヤベガ   武豊
00年 アグネスフライト  河内洋
05年 ディープインパクト 武豊
06年 メイショウサムソン 石橋守
11年 オルフェーヴル   池添謙一
12年 ディープブリランテ 岩田康誠

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