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10/12/2012

驚異の3歳馬

4歳以上のG1馬が5頭を数えた毎日王冠は、2頭参戦の3歳馬が1、2着。1番人気のカレンブラックヒルが人気に応え、15番人気のジャスタウェイが穴を開けた。
86年以降、3歳馬がワンツーを決めた「3歳以上牡牝混合平地重賞(ハンデ戦を除く)」は、これが16レース目。G2以上としては8レース目。なかなかあることではない。

86年阪神大賞典(G2)   メジロボアール  →マチカネイワシミズ
89年ウインターS(G3)  マルブツスピーリア→マルトラック
94年有馬記念(G1)    ナリタブライアン →ヒシアマゾン
97年マイルCS(G1)   タイキシャトル  →キョウエイマーチ
99年ステイヤーズS(G2) ペインテドブラック→テイエムオペラオー
00年マイルCS(G1)   アグネスデジタル →ダイタクリーヴァ
02年中日新聞杯(G3)   マイソールサウンド→バンブーユベントス
02年CBC賞(G2)    サニングデール  →カフェボストニアン
04年京阪杯(G3)     ダイワエルシエーロ→カンパニー
05年武蔵野S(G3)    サンライズバッカス→カネヒキリ
06年アイビスSD(G3)  サチノスイーティー→マリンフェスタ
06年鳴尾記念(G3)    サクラメガワンダー→マルカシェンク
10年毎日王冠(G2)    アリゼオ     →エイシンアポロン
10年鳴尾記念(G3)    ルーラーシップ  →ヒルノダムール
11年鳴尾記念(G3)    レッドデイヴィス →ショウナンマイティ
12年毎日王冠(G2)    カレンブラックヒル→ジャスタウェイ

3歳時に古馬相手の重賞をハンデの恩恵もなく勝ち負けするくらいだから、ハイレベル世代の一流馬が多い。上記のレースまでにG1を勝っていた馬は、ナリタブライアン、ヒシアマゾン、キョウエイマーチ、テイエムオペラオー、ダイワエルシエーロ、カネヒキリ、カレンブラックヒルの7頭、上記レース後にG1を勝った馬はタイキシャトル、テイエムオペラオー、アグネスデジタル、サニングデール、カンパニー、サンライズバッカス、カネヒキリ、ルーラーシップ、ヒルノダムールの9頭を数える。

カレンブラックヒルのデビュー5連勝は確かにすごいが、その並外れた能力をより端的に示しているのは、NHKマイルカップで果たした「芝マイルG1逃げ切り」だろう。同レース後の当記事で述べたように、86年以降、JRAの芝マイルG1を逃げきった馬も、東京芝マイル重賞を逃げきった馬も、同馬が7頭目。東京芝マイルG1の逃げ切りとなると、88年のニッポーテイオー(安田記念)以来の快挙である。
NHKマイルカップ後の記事はこう締めくくった。

カレンブラックヒルが、86年以降前例のない「芝マイルG1逃げ切り後のV」を果たすことができるか、要注目だ。

休み明けで、初の古馬相手、初の1800m戦となった別定G2を正攻法で制した3歳馬。これは只者ではあるまい。

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