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10/05/2012

女傑の連覇は新星が阻む

カレンチャンのスプリンターズステークス連覇はならず。「牝馬による牡牝混合G1連覇」は、やはり至難の業だった。過去、この偉業を達成したのはウオッカのみ。グレード制導入以前を含めても、ほかには52~53年の「安田賞」を連覇したスウヰイスーしかいない。
グレード制導入以降、牡牝混合G1連覇に挑んだ牝馬は以下の6頭。

ニシノフラワー
スプリンターズS 92年1着→93年3着

フラワーパーク
高松宮杯     96年1着→97年8着
スプリンターズS 96年1着→97年2着

ビリーヴ
スプリンターズS 02年1着→03年2着

ウオッカ
安田記念 08年1着→09年1着
天皇賞秋 08年1着→09年3着

ブエナビスタ
天皇賞秋 10年1着→11年4着

カレンチャン
スプリンターズS 11年1着→12年2着

連覇を逃した7レースは、フラワーパークの高松宮杯以外、すべて惜敗。ニシノフラワー以外の5頭は古馬G1を2勝以上しており、ニシノフラワーはほかに2歳G1と桜花賞を制覇。いずれも歴史に名を残す大物だ。これら名牝たちの連覇を阻んだ馬は以下のとおり。

93年スプリンターズS サクラバクシンオー
97年高松宮杯     シンコウキング
97年スプリンターズS タイキシャトル
03年スプリンターズS デュランダル
09年天皇賞秋     カンパニー
11年天皇賞秋     トーセンジョーダン
12年スプリンターズS ロードカナロア

タイキシャトル以外の6頭はこれがG1初制覇であり、タイキシャトルも前走マイルチャンピオンシップでG1馬になったばかり。ロードカナロア以前の6頭中、サクラバクシンオー、タイキシャトル、デュランダル、カンパニーの4頭はその後もG1を制し、トーセンジョーダンはJCと天皇賞春で2着。フラワーパークが自滅したレースの勝ち馬、シンコウキングを例外とみれば、女傑に引導を渡すのは常に「新星」だ。

カレンチャンを力で捩じ伏せたロードカナロアは、93年のサクラバクシンオー、03年のデュランダルと同じく4歳馬。サクラバクシンオーは翌年も勝って連覇を果たし、デュランダルは同年と翌年のマイルチャンピオンシップを連覇。1200mのスペシャリスト、ロードカナロアが目指すはもちろん前者だろう。その前に、まずは香港スプリント挑戦、そして史上6頭目の春秋スプリントG1制覇。待望久しかった牡馬の超大物スプリンターに、夢は果てしなく広がっていく…。

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