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11/02/2012

2年5か月ぶりの復活V

今年のダービー馬、ディープブリランテが競走馬登録を抹消した翌週、一昨年のダービー馬エイシンフラッシュがダービー以来の復活勝利をあげた。
ダービーで燃え尽きることが多いダービー馬は、そもそもダービー後に勝ち星をあげることすら容易ではない。グレード制導入以降、ダービー後も使われたダービー馬は25頭。そのうち未勝利に終わったのは、シリウスシンボリ、サクラチヨノオー、ウィナーズサークル、タヤスツヨシ、フサイチコンコルド、アグネスフライト、ディープブリランテの7頭にもなる。ダービー後に勝ち星をあげた17頭と、ダービー後最初に勝ったレースは以下のとおりだ。

84年シンボリルドルフ  84年セントライト記念
86年ダイナガリバー   86年有馬記念
87年メリーナイス    87年セントライト記念
91年トウカイテイオー  92年産経大阪杯
92年ミホノブルボン   92年京都新聞杯
93年ウイニングチケット 93年京都新聞杯
94年ナリタブライアン  94年菊花賞
98年スペシャルウィーク 98年京都新聞杯
99年アドマイヤベガ   99年京都新聞杯
01年ジャングルポケット 01年ジャパンカップ
03年ネオユニヴァース  04年産経大阪杯
05年ディープインパクト 05年神戸新聞杯
06年メイショウサムソン 07年産経大阪杯
07年ウオッカ      08年安田記念
08年ディープスカイ   08年神戸新聞杯
10年エイシンフラッシュ 12年天皇賞秋
11年オルフェーヴル   11年神戸新聞杯

17頭中9頭は休み明け初戦の菊花賞トライアルを制し、ダイナガリバー、ナリタブライアン、ジャングルポケットも3歳のうちに勝っている。
残る5頭のうちトウカイテイオー、ネオユニヴァース、メイショウサムソンの3頭は、休み明けの4歳初戦、産経大阪杯を制覇。ダービー後の勝利まで1年以上を要したのは、ウオッカとエイシンフラッシュしかいない。
それでもウオッカは、4歳春シーズンのうちにトンネルを脱した。ダービーからは8戦目、1年と約10日後。対してエイシンフラッシュの復活勝利は、ダービーから13戦目、2年と約5か月後の5歳秋。制したのは古馬最高峰レース。辛抱強く使い続けて結果を出した陣営には頭の下がる思いだ。
ちなみに、グレード制導入以前の「ダービー後の勝利まで1年以上を要したダービー馬」は、カツラノハイセイコのみ(79/5/27ダービー→80/11/2目黒記念)。エイシンフラッシュの「2年5か月ぶり」は、飛び抜けた最長不倒記録である。

これで、ダービー後未勝利の現役ダービー馬は、エイシンフラッシュより1歳上のロジユニヴァースだけとなった。休養期間が長いためダービー後は4戦しか使われてないが、同馬が復活勝利をあげればもちろん、「2年5か月ぶり」のレコードは大きく塗り替えられる。はたして同馬はエイシンフラッシュに続くのか、それともディープブリランテに続くのか…。

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