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11/09/2012

母父ストームキャットの躍進

99年、00年の北米リーディングサイアー、ストームキャットは、あまたの一流馬を送り出した大種牡馬だが、JRAで活躍した産駒はシーキングザダイヤくらいのもの。取引価格の高騰により良質産駒が入って来づらかったという事情があったにせよ、海外での実績と比較するとかなり物足りない。同時期の欧州を代表する大種牡馬サドラーズウェルズの北米版と言っていいだろう。

しかしサドラーズウェルズ同様、ストームキャットも「ワンクッション」挟むと、日本での活躍度合いが増す傾向にある。直子のヘネシージャイアンツコーズウェイは、数少ない産駒からサンライズバッカスエイシンアポロンというG1馬を送り出した。さらに驚くべきは、ブルードメアサイアー(BMS)としてのポテンシャルの高さ。JRA重賞は以下の11頭で20勝をあげ、うち太字の3頭がG1を制している。

メイショウボーラー 父タイキシャトル
ファレノプシス   父ブライアンズタイム
ロードカナロア   父キングカメハメハ
グラスワールド   父ラーイ
レッドスパーダ   父タイキシャトル
ベルグチケット   父ウイニングチケット
ブラックタキシード 父サンデーサイレンス
タガノエリザベート 父スペシャルウィーク
シンコールビー   父サクラローレル
ショウナンマイティ 父マンハッタンカフェ
オースミダイドウ  父スペシャルウィーク

今年はここまで36勝をあげ、目下BMSリーディング7位。09年の9位を更新する可能性は高い。この36勝の中身で目を引くのは、芝・ダート内訳。昨年までは「芝219勝・ダート212勝」と拮抗していたのが、今年はここまで「芝23勝・ダート10勝」と芝がダートを大きく上回っている。

この芝優勢の原動力となっているのが、23勝中10勝をあげている父ディープインパクト産駒。特に、その半数の5勝をあげている2歳世代の活躍が目覚ましい。目下ストームキャットはBMS2歳リーディングでも7位につけているが、全7勝のうち5勝が父ディープインパクト産駒によるものだから、その相性の良さは際立っている。
また、種牡馬ディープインパクトの側からみても、ストームキャットは好相性。ここまで2歳世代はダイワメジャーの22勝に次ぐ19勝をあげているが、ストームキャットのほかに2勝以上あげている配合は、3勝のトニービンだけ。5勝のストームキャットはここでも抜けている。

今週は、出世レースとして知られる2歳500万条件、黄菊賞に、ディープインパクト×ストームキャットのキズナが出走。ファレノプシスの半弟にあたるこの良血は、ノースヒルズの最高傑作とも噂される。ここも新馬戦同様、楽勝するようなら、この配合初のクラシックタイトルが見えてきそうだが、はたして…。

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