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03/15/2013

重賞4戦連続2着の離れ業

オープン昇級初戦の前走、アメリカジョッキークラブカップを4着と健闘したサトノアポロが、重賞挑戦2戦目で中日新聞杯を制覇した。同馬からクビ差の2着に敗れたのが、アドマイヤタイシ。こちらは昨年9月に準オープンを勝ったあと、これでなんと重賞4戦連続2着。それもすべてハンデ戦で、最初の福島記念が54キロ、以後の3戦はすべて55キロ。今回も前2走と同じハンデにとどめたハンディキャッパーはお見事としか言いようがない。
86年以降、JRA重賞で2着を4回以上経験している馬は141頭を数えるが、3戦以上連続2着は20頭、4戦以上連続となると5頭しかいない。その5頭と当該レースの勝ち馬は以下のとおり。

カミノクレッセ
92年阪神大賞典(メジロマックイーン)
92年天皇賞春(メジロマックイーン)
92年安田記念(ヤマニンゼファー)
92年宝塚記念(メジロパーマー)

ローズバド
01年オークス(レディパステル)
01年ローズS(ダイヤモンドビコー)
01年秋華賞(テイエムオーシャン)
01年エリザベス女王杯(トゥザヴィクトリー)

シーキングザダイヤ
05年フェブラリーS(メイショウボーラー)
05年JCダート(カネヒキリ)
06年フェブラリーS(カネヒキリ)
06年JCダート(アロンダイト)

アドマイヤタイシ
12年福島記念(ダイワファルコン)
12年朝日CC(ショウリュウムーン)
13年中山金杯(タッチミーノット)
13年中日新聞杯(サトノアポロ)

ヴィルシーナ
12年桜花賞(ジェンティルドンナ)
12年オークス(ジェンティルドンナ)
12年ローズS(ジェンティルドンナ)
12年秋華賞(ジェンティルドンナ)
12年エリザベス女王杯(レインボーダリア)

カミノクレッセは準オープンを勝った91年6月から翌92年の宝塚記念までが生涯のピーク。阪神大賞典と天皇賞春は相手が悪く、安田記念は距離が短く、宝塚記念は勝ち馬にまんまと逃げきられた。詰め甘というより、健闘の部類か。

ローズバドを負かした4頭はすべて異なる馬。相手によらず勝ちきれなかったとみるべきだろう。その原因は、追い込み一辺倒の脚質。典型的な「差して届かず」のタイプだ。

シーキングザダイヤは同時期に交流重賞でも2着を5回経験しており、05年は中央と地方で、JCダート→東京大賞典→川崎記念→フェブラリーSの4戦連続2着を果たしている。これだけビッグレースで2着に来ながら、獲得したダートのタイトルは交流G2を2勝と交流G3を1勝のみ。絵に描いたような詰め甘ホースである。

ジェンティルドンナに4連敗を喫したヴィルシーナは、生まれた年が悪かった馬。今年の始動戦、産経大阪杯にはオルフェーヴルも出走を予定している。連続記録を「6」に伸ばすか、要注目だ。

アドマイヤタイシは唯一ハンデ戦で4戦連続2着。ローズバドと同じく先着された相手はすべて異なり、さらにこちらは競馬場も、福島、阪神、中山、中京とバラバラ。脚質は基本的に先行。シーキングザダイヤを芝でややスケールダウンさせた詰め甘タイプと言えるだろう。次走は新潟のハンデ重賞、新潟大賞典。世紀の珍記録がさらに伸びるか、目が離せない。

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