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03/28/2013

主役に返り咲く圧勝劇

ハイペースながら先行勢が上位を占めるタフな流れを4角10番手から追い込み、2着馬を3馬身突き放す驚愕のパフォーマンス。弥生賞で権利を取り損ねたキズナが、仕切り直しの毎日杯を圧勝した。
86年以降、良または稍重の芝で行われた3歳重賞で、2着馬にコンマ5秒以上の差をつけて勝った馬は78頭を数えるが、そのうち59頭は4角4番手以内。4角を5番手以下で回ったのは、以下ののべ19頭しかいない。

フレッシュボイス  86年毎日杯     4角7番手/15頭
オグリキャップ   88年ペガサスS   4角6番手/10頭
キョウワホウセキ  92年4歳牝馬特別  4角9番手/14頭
マイシンザン    93年NHK杯    4角5番手/13頭
ナリタブライアン  94年菊花賞     4角6番手/15頭
ライデンリーダー  95年4歳牝馬特別  4角7番手/16頭
スペシャルウィーク 98年きさらぎ賞   4角9番手/16頭
スペシャルウィーク 98年ダービー    4角8番手/18頭
フサイチエアデール 99年4歳牝馬特別  4角5番手/16頭
アグネスフライト  00年京都新聞杯   4角10番手/14頭
タニノギムレット  02年アーリントンC 4角6番手/13頭
キングカメハメハ  04年NHKマイルC 4角9番手/18頭
ディープインパクト 05年ダービー    4角10番手/18頭
ウオッカ      07年ダービー    4角8番手/18頭
ペルーサ      10年青葉賞     4角7番手/18頭
レーヴディソール  11年チューリップ賞 4角9番手/12頭
オルフェーヴル   11年皐月賞     4角11番手/18頭
ジェンティルドンナ 12年オークス    4角15番手/18頭
キズナ       13年毎日杯     4角10番手/13頭

上記19レースのうち7レースはG1。その勝ち馬、ナリタブライアン、スペシャルウィーク、キングカメハメハ、ディープインパクト、ウオッカ、オルフェーヴル、ジェンティルドンナがいずれも歴史に名を残す名馬であることは偶然ではあるまい。

ダービー、オークス前のレースを勝ったキズナ以前の13頭の、その後のクラシック実績は以下のとおり。

フレッシュボイス  皐月賞2着
オグリキャップ   不出走
キョウワホウセキ  オークス3着
マイシンザン    ダービー5着
ライデンリーダー  桜花賞4着 オークス13着
スペシャルウィーク 皐月賞3着 ダービー1着
フサイチエアデール 桜花賞2着 オークス5着
アグネスフライト  ダービー1着
タニノギムレット  皐月賞3着 ダービー1着
キングカメハメハ  ダービー1着
ペルーサ      ダービー6着
レーヴディソール  不出走
オルフェーヴル   ダービー1着

馬券圏内に来なかったのは、マイシンザン、ライデンリーダー、ペルーサだけ。この3頭は、ただでさえ本番と相性が悪いトライアルを勝ちすぎてしまったことで、反動が出たと思われる。クラシックに出たくても出られなかったオグリキャップと、故障に見舞われたレーヴディソールが「幻のクラシックホース」であることは、衆目の一致するところだろう。

となれば、近年「G1ホース輩出傾向」が強くなっている毎日杯を勝ったキズナは大いに期待できそうだ。日程的にも脚質的にも厳しい皐月賞をパスするのもナイスジャッジ。ディープスカイ以来5年ぶりの、皐月賞不出走馬によるダービー制覇の可能性は十分とみる。

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