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05/23/2013

10→10→1の大快挙

混戦オークスを制したのは9番人気のメイショウマンボ。そのキャリアを見直すと、あらためて同馬の「意外性」に驚かされる。これで通算「4-1-0-2」。連対率.714は立派だが、負けた2戦は阪神ジュベナイルフィリーズと桜花賞で、どちらも10着。オークス前、常識的な予想眼には「G1に壁あり」と映ったのも無理はあるまい。
2歳G1が牡牝チャンピオン決定戦となった91年以降、阪神ジュベナイルフィリーズ(旧阪神3歳牝馬ステークス)と桜花賞をいずれも二桁着順に敗れた馬は31頭を数えるが、そのうち果敢にもオークスに参戦したのは以下の8頭。掲示板に乗った馬すらメイショウマンボが初めてで、6頭がG13戦連続二桁着順を喫している。

94~95年 ヤングエブロス   10着→16着→18着
96~97年 スプリングダイアナ 10着→10着→12着
98~99年 カシノリファール  11着→14着→11着
99~00年 グロウリボン    13着→14着→16着
00~01年 ネームヴァリュー  10着→11着→10着
00~01年 リキセレナード   16着→10着→17着
01~02年 ツルマルグラマー  13着→10着→8着
12~13年 メイショウマンボ  10着→10着→1着

そもそも、桜花賞二桁着順から巻き返してオークスを勝つのが至難の業。メイショウマンボ以前にそれを果たしたのは、71年のカネヒムロまで遡る。「掲示板外」までハードルを下げると、近40年、桜花賞を6着以下に負けていたオークス馬は以下のとおり。

79年 アグネスレディー  6着(→4歳牝馬特別2着)
80年 ケイキロク     7着(→京都4歳特別3着)
89年 ライトカラー    8着(→4歳牝馬特別5着)
99年 ウメノファイバー  6着(クイーンC1着)
02年 スマイルトゥモロー 6着(フラワーC1着)
04年 ダイワエルシエーロ 7着(クイーンC1着)
08年 トールポピー    8着(阪神JF1着)
13年 メイショウマンボ  10着

メイショウマンボ以外の7頭のうち3頭は桜花賞のあと1回使われ、4頭はマイル以上の重賞を勝っていた。どちらでもないメイショウマンボのオークス制覇は、まさに歴史的な巻き返しと言えるだろう。

一方、近40年、皐月賞を6着以下に負けていたダービー馬は以下の4頭しかいない。

86年 ダイナガリバー  10着(共同通信杯1着)
87年 メリーナイス   7着(朝日杯3歳S1着)
99年 アドマイヤベガ  6着(ラジオたんぱ杯1着)
09年 ロジユニヴァース 14着(札幌2歳S1着・ラジオNIKKEI杯1着・弥生賞1着)

上記4頭の皐月賞とダービーでの人気は、ダイナガリバーが2→3、メリーナイスが8→4、アドマイヤベガが1→2、ロジユニヴァースが1→2。メリーナイス以外の3頭は「皐月賞完敗を度外視された地力上位馬」、メリーナイスは「調子が上向いてきた地力上位馬」というところだろう。
今年、皐月賞6着以下からダービーに挑む馬は6頭。上記4頭を思わせる馬は見当たらず、4強の壁も厚そうだが、はたして2週連続の「まさか」はあるか…。

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