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08/02/2013

「平地重賞&障害重賞」同一週制覇

現役時代のアドマイヤムーンは、海外G1を含め重賞8勝をあげた超一流の中距離馬。ベスト距離は1800~2200mだが、ジャパンカップを制した2400mも十分守備範囲。デビュー2戦目の2歳オープン、クローバー賞(1500m)のほかにマイル以下を使われたことはない。そんな馬がスタッドインすると、あら不思議、父エンドスウィープに先祖返りしたかのごとく、短距離サイヤーとなってしまった。種牡馬アドマイヤムーンの平地距離別勝利数は以下のとおり。

1000m  3勝
1200m 30勝
1400m 16勝
1500m  1勝
1600m 12勝
1700m  4勝
1800m 17勝
1900m  1勝
2000m  7勝

なんと全91勝のうち3分の1を1200mで、2分の1を1200mと1400mで、3分の2をマイル以下であげている。平均勝距離は、芝が1510mで、ダートが1513m。20勝以上あげているサイヤーで、ほかに芝ダートとも1550mを切っているのは、サクラバクシンオーとアグネスデジタルしかいない(7/28時点)。

そんな短距離サイヤーが先週、新たなサプライズを提供してくれた。土曜の小倉でなんと障害の重賞を勝ってしまったのだ(オースミムーン)。返す刀で日曜は直線重賞を制覇(ハクサンムーン)。86年以降、同一週の平地重賞と障害オープンを制したサイヤーはほかに5頭いるが、JRA最短距離と障害の組み合わせは前例がない。

サンデーサイレンス
03年11月15日 京都ハイジャンプ ウインマーベラス
03年11月16日 エリザベス女王杯 アドマイヤグルーヴ
03年11月16日 福島記念     メイショウドメニカ

03年9月20日 阪神ジャンプS  ウインマーベラス
03年9月21日 ローズS     アドマイヤグルーヴ
03年9月21日 セントライト記念 ヴィータローザ

ナイスダンサー
89年2月11日 東京障害特別(春) エイシンフェアリー
89年2月12日 きさらぎ賞    ナイスナイスナイス

パーソナリティ
89年5月6日 京都大障害 エリモターン
89年5月7日 新潟大賞典 メモリーバイス

シルバーホーク
99年5月15日 京王杯SC   グラスワンダー
99年5月16日 京都ジャンプS トキオワイルド

ティンバーカントリー
05年6月11日 東京ハイジャンプ エリモカントリー
05年6月12日 エプソムC    スズノマーチ

アドマイヤムーン
13年7月27日 小倉サマージャンプ オースミムーン
13年7月28日 アイビスSD    ハクサンムーン

短距離サイヤーが送り出した障害重賞ウィナーと言えば、中山グランドジャンプと中山大障害を制したサクラバクシンオー産駒、ブランディス。「アドマイヤムーン×リアルシャダイ」のオースミムーンは、「サクラバクシンオー×アレッジド」のブランディスと同じく、障害に必要なスタミナを母の父から受け継いだ。一方、ハクサンムーンは「アドマイヤムーン×サクラバクシンオー」のバリバリ短距離血統。
アドマイヤムーンがスプリントG1ウィナーとJ・G1ウィナーを送り出せば、サクラユタカオー(サクラバクシンオー・メルシータカオー)、サクラバクシンオー(ショウナンカンプ・ブランディス)の父子に次ぐ快挙となるが、はたして…。

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