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08/09/2013

難しいのは1着か1番人気か

大きなレースになればなるほど、1着になるより1番人気になる方が難しい。この一般論は、ジョッキーの立場から見てどこまで正しいのだろうか。今年の重賞をサンプルに考えてみよう。
8月4日までに行われたJRA平地重賞は計75レース。勝った日本人ジョッキーは27人。うち2勝以上あげたのは以下の14人である。

内田  -3-5-25 勝率.195 連対率.268 複勝率.390
武豊  -3-2-25 勝率.211 連対率.289 複勝率.342
岩田  6ー4-5-25 勝率.150 連対率.250 複勝率.375
蛯名  5-4-1-29 勝率.128 連対率.231 複勝率.256
横山典 5-1-4-22 勝率.156 連対率.188 複勝率.313
浜中  4ー3ー2-27 勝率.111 連対率.194 複勝率.250
川田  2-4-4-23 勝率.061 連対率.182 複勝率.303
戸崎  2-3-3-21 勝率.069 連対率.172 複勝率.276
松岡  2-2-1-15 勝率.100 連対率.200 複勝率.250
大野  2-2-1-14 勝率.105 連対率.211 複勝率.263
酒井  2-2-1-16 勝率.095 連対率.190 複勝率.238
池添  2ー1ー1ー15 勝率.105 連対率.158 複勝率.211
高倉  2-1-0-12 勝率.138 連対率.200 複勝率.200
柴田大 2-0-5-15 勝率.091 連対率.091 複勝率.318

内田と武豊の成績が酷似しているのが面白い。1着、2着、4着以下の回数はまったく同じで、3着の回数だけ内田が武豊より3回多い。その分、勝率と連対率は「内田<武豊」で、複勝率は「武豊<内田」となっている。

一方、同時期のJRA平地重賞で1番人気馬に騎乗した日本人ジョッキーは20人。勝った日本人ジョッキーより7人も少ない。しかし1番人気馬に2回以上騎乗したのは以下の13人。2勝以上したジョッキーとほぼ同数である。

13回 内田  4-1-2-6
9回 岩田  4-1-1-3
7回 浜中  2-0-1-4
6回 武豊  3-1-0-2
4回 蛯名  2-1-0-1
3回 戸崎  1-0-1-1
2回 酒井  2-0-0-0
   柴田大 1-0-1-0
   川田  0-1-0-1
   幸   0-0-1-1
   秋山  0-0-0-2
   横山典 0-0-0-2
   和田  0-0-0-2

確かに「1着」より「1番人気」の方が難しいのは間違いないが、「2勝以上」の難度は「1番人気2回以上」と同等。つまり「1勝→2勝以上」のハードルは、「1番人気1回→1番人気2回以上」のハードルより高いということ。見方を変えて極端な言い方をすれば、「重賞を1勝するだけなら大して難しくない」ということだ。

首をかしげたくなるのは、リーディング争いをしている福永のここまでの重賞実績。勝ったのも、1番人気馬に騎乗したのも、CBC賞(マジンプロスパー)の1回だけ。内心忸怩たるものがあるだろう。今週、関屋記念で手綱を取るジャスタウェイは1番人気になりそうだが、はたして…。

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