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12/28/2013

天下取りへまた一歩

2013年のJRA各種リーディングを振り返って目を引いたことのひとつが、「殿下の躍進」である。生産部門の「ダーレー・ジャパン・ファーム」が今では社台系3牧場(社台ファーム・ノーザンファーム・白老ファーム)に次ぐ存在になっているのだから、オーナーの成績が連動するのは当然だろう。

ダーレー・ジャパン・ファーム
08年  2勝(492位)
09年  4勝(275位)
10年 19勝 (16位)
11年 31勝 (13位)
12年 74勝 (4位)
13年 77勝 (4位)

H.H.シェイク・モハメド
10年  3勝(389位)
11年 14勝 (65位)
12年 28勝 (25位)
13年 51勝 (8位)

殿下のファミリーでほかにJRAに馬主登録をしているのは、ハヤー王妃(H.R.H.プリンセス・ハヤ)と、ハムダン皇太子(H.H.シェイク・ハムダン)。しかしここにきてどういう事情からか、一族の所有馬は殿下一人に集約しつつある。ハヤー王妃の所有馬は全頭、ハムダン皇太子の所有馬はアルファメール(3歳牡)、マークスマン(3歳牡)、アリオダンテ(3歳牡)、スワンソング(3歳牝)、チェリーミルズ(3歳牝)、ラファダリ(4歳牝)、アッシュベリー(4歳牝)の6頭以外すべて殿下の名義に変更されているのだ。
この3人の2013年JRA勝利数は、H.H.シェイク・モハメド51勝、H.R.H.プリンセス・ハヤ12勝、H.H.シェイク・ハムダン12勝。王妃と皇太子の計24勝のうち18勝は、現殿下所有馬であげている。殿下の51勝にこの18勝を加えると69勝。これは個人馬主としては松本好雄氏の63勝を上回り、全体では社台レースホース、サンデーレーシング、キャロットファームに次いで4位。G1を勝っていないため目立たないが、いつのまにやら「大オーナー」となっている。
JRA重賞は昨年のフローラステークス(ミッドサマーフェア)が初勝利。今年はエルムステークス(フリートストリート)と朝日チャレンジカップ(アルキメデス)の2勝。現2歳馬の出足が鈍いのは少々気になるが、古馬は前記2頭のほかにも重賞を狙える馬が少なくない。まずは中山金杯のディサイファ。500万を勝つのに10戦、なんと1年近くも要した馬が、そこからは5か月足らずでオープン入り。オープン初戦の福島記念は1番人気に応えられなかったが、完全本格化は明らかで、引き続き55キロならここも有力だろう。2014年のさらなる躍進に向けて、同馬が「一番槍」となるか、要注目だ。

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