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12/13/2013

恐るべき連続圧勝

新馬戦で、その後未勝利と黄菊賞を連勝する良血馬トゥザワールドを千切り捨てたバンドワゴンが、500万条件の出世レース、エリカ賞も圧勝した。着差は、新馬戦が1.0秒6馬身、エリカ賞が0.8秒5馬身。これはただ者ではない。

未来のオープン馬と未勝利で引退する馬が入り交じる2歳戦では、圧勝自体はよくあること。86年以降、良馬場の芝で2着馬を0.8秒以上離した2歳馬は、のべ444頭にもなる。しかし複数回となると至難の業。低レベルの九州産馬限定戦以外で「0.8秒以上勝ち」を2回果たした2歳馬は以下の6頭しかいない(3回以上はゼロ)。

シーキングザパール(96年)
新馬戦      小倉芝1200m 1.1秒
デイリー杯3歳S 京都芝1400m 0.8秒

ロンドンブリッジ(97年)
新馬戦  札幌芝1200m 0.9秒
500万平場 札幌芝1200m 1.0秒

メイショウアヤメ(97年)
新馬戦     小倉芝1000m 1.1秒
フェニックス賞 小倉芝1200m 1.4秒

グラスワンダー(97年)
アイビーS  東京芝1400m 0.8秒
京成杯3歳S 東京芝1400m 1.0秒

ナカヤマバスター(03年)
新馬戦  札幌芝1200m 1.1秒
500万平場 札幌芝1200m 1.3秒

バンドワゴン(13年)
新馬戦  阪神芝1800m 1.0秒
500万特別 阪神芝2000m 0.8秒

バンドワゴン以外の5頭のレースはすべて1400m以下であることに要注目。スタートからガンガン行く短距離戦ほど、能力差が着差として表れやすいのだ。対して中距離戦、特に若駒どうしの場合、スローに流れて差し比べというレースが多いため、大きな着差はつきづらい(あのディープインパクトの新馬戦でも0.7秒差)。「0.8秒以上勝ち」を果たした前記444頭の距離別内訳は以下のとおりである。

1000~1300m 253頭
1400~1600m 143頭
1700~2000m  48頭

短距離戦はもちろん、中距離戦も、圧勝のパターンはほとんどが「4角3番手以内」。前記444頭の距離別4角位置は以下のとおり。

1000~1300m
初角1番手   193頭
初角2番手   37頭
初角3番手   13頭
初角4番手以下 10頭

1400~1600m
初角1番手   73頭
初角2番手   33頭
初角3番手   16頭
初角4番手以下 21頭

1700~2000m
初角1番手   26頭
初角2番手   10頭
初角3番手    7頭
初角4番手以下  5頭

バンドワゴンも逃げて連続圧勝。同馬のさらに空恐ろしいところは、2戦ともなんと最速上がりを繰り出していることだ。逃げて最速で上がって千切るという、途方もない勝ちっぷり。これで控える競馬を覚えたら、とんでもない馬になるのではなかろうか…。

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