種牡馬別重賞1~3着内訳
ウインバリアシオンの天皇賞春2着に続いてマジェスティハーツが新潟大賞典2着。ハーツクライ産駒は重賞2着が多いんじゃないかと思って調べてみた。主なSS系サイヤーの重賞好走(3着以内)時の着順内訳は以下のとおりである。
サンデーサイレンス 311-281-266
フジキセキ 61- 55- 55
ディープインパクト 60- 67- 68
ステイゴールド 58- 27- 23
アグネスタキオン 51- 45- 38
ダンスインザダーク 46- 54- 64
マンハッタンカフェ 32- 42- 47
スペシャルウィーク 32- 34- 27
ネオユニヴァース 21- 14- 13
ハーツクライ 15- 24- 13
ダイワメジャー 14- 11- 16
ゼンノロブロイ 12- 22- 17
大御所サンデーサイレンスの傾向は、緩やかな「1着>2着>3着」。これに最も近いのがアグネスタキオン。SS系以外では「29-26-20」のジャングルポケットが同タイプ。
フジキセキ、ステイゴールド、ネオユニヴァースは「1着>2着≒3着」。中でも目を引くのが、1着が突出して多いステイゴールド。現役時代の「4-7-7」が嘘のような変身ぶりである。このタイプの種牡馬の産駒は、単勝や1着固定馬券が狙い目だろう。
ディープインパクトは「1着<2着≒3着」。産駒は父譲りの末脚が武器だが、SS産駒ほどの爆発力がないため2、3着が多いのかも。SS系以外では「61-70-72」のトニービンが同タイプ。
サンデーサイレンスとは逆の「1着<2着<3着」の傾向を示すのがダンスインザダーク。マンハッタンカフェはこれとディープインパクトタイプの中間というところ。
ハーツクライはやはり2着が多かった。ゼンノロブロイや「23-34-18」のクロフネが同タイプ。この手の種牡馬の産駒を頭から狙うのは、統計的にはややリスキーということだ。
SS系以外の種牡馬で独特の傾向を示すのが、「80-80-57」のブライアンズタイム。ステイゴールドが「勝つか馬券圏外か」の淡白タイプなら、こちらは「好走するときは勝ち負けまでもってくる」底力タイプと言うべきか。「55-41-60」と2着だけ少ないキングカメハメハ、「25-22-24」と1~3着がほぼ均等なシンボリクリスエスもなかなかユニーク。
ヴィクトリアマイルにはディープインパクト産駒が7頭出走。その1頭、スマートレイアーがおそらく1番人気となり、デニムアンドルビー、ウリウリも上位人気に支持されそう。たとえ勝ちきれなくても3着以内は確保するとみるが、はたして…。
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