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05/23/2014

前走二桁着順馬のG1制覇

前走、阪神牝馬ステークスを11着に敗れたことで自身初の二桁人気まで人気を落としたヴィルシーナが、G1の舞台で鮮やかにカムバックを果たし、史上初のヴィクトリアマイル連覇をなし遂げた。2か月ほど前、コパノリチャードの阪急杯制覇を受けて、「二桁着順後の重賞制覇」を当コラムで取り上げたが、今回は「二桁着順後のG1制覇」をテーマとしたい。
86年以降、前走二桁着順から巻き返してJRA平地G1を制した日本馬は22頭。複数回達成した馬はいない。

ダイナガリバー   86年皐月賞2人10着     →ダービー3人1着
メジロデュレン   87年鳴尾記念2人10着    →有馬記念10人1着
イナリワン     89年ジャパンC8人11着   →有馬記念4人1着
オグリキャップ   90年ジャパンC4人11着   →有馬記念4人1着
メジロパーマー   92年天皇賞秋10人17着    →有馬記念15人1着
トウカイテイオー  92年有馬記念1人11着    →93年有馬記念4人1着
ファビラスラフィン 96年NHKマイルC1人14着 →秋華賞5人1着
ジェニュイン    96年天皇賞秋8人14着    →マイルCS1人1着
キングヘイロー   00年フェブラリーS1人13着 →高松宮記念4人1着
チアズグレイス   00年チューリップ賞1人10着 →桜花賞6人1着
トロットスター   01年安田記念4人14着    →スプリンターズS4人1着
ゼンノエルシド   01年スプリンターズS1人10着→マイルCS4人1着
タムロチェリー   01年ファンタジーS8人10着 →阪神JF7人1着
ピンクカメオ    07年桜花賞8人14着     →NHKマイルC17人1着
マツリダゴッホ   07年天皇賞秋8人15着    →有馬記念9人1着
ブラックエンブレム 08年ローズS4人15着    →秋華賞11人1着
ロジユニヴァース  09年皐月賞1人14着     →ダービー2人1着
ローレルゲレイロ  09年セントウルS4人14着  →スプリンターズS6人1着
ビートブラック   12年阪神大賞典6人10着   →天皇賞春14人1着
オルフェーヴル   12年天皇賞春1人11着    →宝塚記念1人1着
メイショウマンボ  13年桜花賞4人10着     →オークス9人1着
ヴィルシーナ    14年阪神牝馬S5人11着   →ヴィクトリアマイル11人1着

トウカイテイオー、ファビラスラフィン、トロットスターは二桁着順後に休養を挟んでいるので、巻き返しというより“立て直し”。また、2走続けて人気薄の馬や、二桁着順を喫しても人気がさほど落ちなかった馬も、“今回が大金星”“前回がアクシデント”のようなもので、どちらも巻き返しとは見なしがたい。
巻き返しの定義を「前走5番人気以内で二桁着順に敗れ、今走3ポイント以上人気を落として1着」とすると、休み明け3頭を除く19頭のうち、該当するのは以下の7頭となる。

メジロデュレン
キングヘイロー
チアズグレイス
ゼンノエルシド
ブラックエンブレム
メイショウマンボ
ヴィルシーナ

このうち前走がG1以外だったのは、メジロデュレン、チアズグレイス、ブラックエンブレム、ヴィルシーナ。G1は相手が強いため、実力馬でもちょっとしたことで惨敗を喫することはままある。G1以外で二桁着順に敗れたあとG1を勝ってのけるのは、常識はずれの芸当と言っていいだろう。ヴィルシーナの場合、さらに驚かされるのは、2走前も二桁着順だったこと。上記22頭のうち、ほかにそんな馬はローレルゲレイロしかいない。
オークスには前走二桁着順の馬が2頭参戦するが、はたして…。

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