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06/19/2014

ハナ差決着G1

大金星目前のブービー人気グランプリボスを、“世界の”ジャスタウェイが底力でハナ差交わした安田記念。86年以降、1、2着馬がタイム差「0」のG1は154レースを数えるが、そのうち着差が「ハナ」だったのは以下の52レースである。

86年マイルCS    タカラスチール→ニッポーテイオー
88年エリザベス女王杯 ミヤマポピー→シヨノロマン
89年マイルCS    オグリキャップ→バンブーメモリー
89年有馬記念     イナリワン→スーパークリーク
91年オークス     イソノルーブル→シスタートウショウ
91年朝日杯3歳S   ミホノブルボン→ヤマニンミラクル
92年朝日杯3歳S   エルウェーウィン→ビワハヤヒデ
92年有馬記念     メジロパーマー→レガシーワールド
93年天皇賞秋     ヤマニンゼファー→セキテイリュウオー
94年桜花賞      オグリローマン→ツィンクルブライド
94年エリザベス女王杯 ヒシアマゾン→チョウカイキャロル
94年ジャパンカップ  マーベラスクラウン→パラダイスクリーク
95年天皇賞春     ライスシャワー→ステージチャンプ
95年安田記念     ハートレイク→サクラチトセオー
95年天皇賞秋     サクラチトセオー→ジェニュイン
96年安田記念     トロットサンダー→タイキブリザード
96年ジャパンカップ  シングスピール→ファビラスラフィン
96年スプリンターズS フラワーパーク→エイシンワシントン
99年オークス     ウメノファイバー→トゥザヴィクトリー
99年安田記念     エアジハード→グラスワンダー
99年中山大障害    ゴッドスピード→ゴーカイ
99年有馬記念     グラスワンダー→スペシャルウィーク
00年NHKマイルC  イーグルカフェ→トーヨーデヘア
00年ダービー     アグネスフライト→エアシャカール
00年有馬記念     テイエムオペラオー→メイショウドトウ
01年エリザベス女王杯 トゥザヴィクトリー→ローズバド
02年菊花賞      ヒシミラクル→ファストタテヤマ
02年ジャパンカップ  ファルブラヴ→サラファン
03年スプリンターズS デュランダル→ビリーヴ
03年エリザベス女王杯 アドマイヤグルーヴ→スティルインラブ
03年JCダート    フリートストリートダンサー→アドマイヤドン
05年マイルCS    ハットトリック→ダイワメジャー
05年JCダート    カネヒキリ→シーキングザダイヤ
05年ジャパンカップ  アルカセット→ハーツクライ
07年皐月賞      ヴィクトリー→サンツェッペリン
07年天皇賞春     メイショウサムソン→エリモエクスパイア
07年オークス     ローブデコルテ→ベッラレイア
08年天皇賞秋     ウオッカ→ダイワスカーレット
09年オークス     ブエナビスタ→レッドディザイア
09年スプリンターズS ローレルゲレイロ→ビービーガルダン
09年菊花賞      スリーロールス→フォゲッタブル
09年ジャパンカップ  ウオッカ→オウケンブルースリ
10年高松宮記念    キンシャサノキセキ→ビービーガルダン
10年中山大障害    バシケーン→タマモグレアー
10年有馬記念     ヴィクトワールピサ→ブエナビスタ
12年ダービー     ディープブリランテ→フェノーメノ
12年秋華賞      ジェンティルドンナ→ヴィルシーナ
12年ジャパンカップ  ジェンティルドンナ→オルフェーヴル
13年ヴィクトリアM  ヴィルシーナ→ホエールキャプチャ
13年ジャパンカップ  ジェンティルドンナ→デニムアンドルビー
13年阪神JF     レッドリヴェール→ハープスター
14年安田記念     ジャスタウェイ→グランプリボス

ハナ差決着最多レースは15回のジャパンカップ。以下13回のオークス、12回の安田記念。激戦のイメージが強いジャパンカップがトップというのは、さもありなんという感じだ。

ハナ差勝ちが2回以上ある馬は、ウオッカとジェンティルドンナ。いずれも「ハナ差の差しきり」と「ハナ差の凌ぎきり」をやってのけているのが素晴らしい。ジェンティルドンナは現役馬にして最多3回のレコードホルダー。引退までに記録をさらに伸ばすか、要注目である。

ハナ差負けが2回ある馬は、スプリントG1で2戦連続やらかしたビービーガルダンのみ。2年連続、最後の一人でノーヒットノーランを逃したロッテの仁科時成を思わせる。

ハナ差勝ちもハナ差負けもある馬は、サクラチトセオー、グラスワンダー、トゥザヴィクトリー、ブエナビスタ、ヴィルシーナの5頭で、いずれも勝ちと負けを1回ずつ。こちらはヴィルシーナに記録更新の期待(?)がかかる。

一般的に道悪のレースは良馬場のレースより着差がつきやすいため、ハナ差決着は珍しい。上記52レースのうち稍重以上だったのは、95年天皇賞春(芝重)、03年JCダート(ダート不良)、14年安田記念(芝不良)の3レースのみ。今年の安田記念は、芝G1最悪馬場でのハナ差決着となった。

最も人気薄のハナ差勝ちは、15番人気で有馬記念を逃げきったメジロパーマー。大観衆で溢れ返ったバブル末期の中山競馬場で「なんでもいいからきて~!」と絶叫していた女性が忘れられない…。

こうして記録を書き出してみると、ゴール前を鮮明に覚えているレースが多いことに驚かされた。ハナ差決着はそれほど印象に残るということ。来週の宝塚記念は「名ばかりグランプリ」になってしまったが、せめてゴール前は火が出るような激戦を期待したい。

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