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09/05/2014

2歳重賞ハナ差連対馬のその後

厩舎の先輩と同じく3歳で札幌記念に出走したハープスターは、2着に敗れて凱旋門賞挑戦を断念したブエナビスタの轍は踏まず、快勝して勇躍ロンシャンへ。しかし、レース結果では先輩を超えた後輩も、「デビュー以来の連続1番人気」という記録においては、並びかけることすらかなわなかった。
ブエナビスタは、2歳新馬戦から5歳の天皇賞秋まで(馬券発売のないドバイでの2戦を除く)、なんと19戦連続1番人気。しかもそのうち9戦が牡馬相手の重賞で、7戦が牡馬相手のG1だから、まさに女傑だ。
対してハープスターは、2歳新馬戦からオークスまで6戦連続1番人気だったが、初の古馬重賞で2番人気。まあ1番人気はG15勝の5歳牡馬で、そのゴールドシップに完勝したのだから、こちらも女傑と呼ばれる日は近そうだが。

ハープスターがその名を天下に知らしめたレースは、2戦目の新潟2歳ステークス。4角シンガリ18番手から上がり3ハロン32.5秒の鬼脚を繰り出して、後の皐月賞馬に3馬身差。この瞬間、クラシックタイトルは約束されたと言っていい。
この圧勝劇の翌年は、牡馬2頭によるハナ差決着。先に抜け出したミュゼスルタンがアヴニールマルシェの猛追をしのぎ、ハープスターを「1秒1」上回る「1分33秒4」でレコード勝ち。勝ち馬は骨折してしまったが幸い軽度だったので、順当なら2頭ともクラシックに駒を進めてくるだろう。

では実際、2歳重賞をハナ差で勝ち負けした馬のクラシック成績はどうなっているのか。1400m以下は短距離馬や早熟馬が強いので、86年以降のマイル以上戦に限定すると以下のとおりである。

91年朝日杯3歳S
1着ミホノブルボン→皐月賞1着・ダービー1着
2着ヤマニンミラクル

92年朝日杯3歳S
1着エルウェーウィン
2着ビワハヤヒデ→皐月賞2着・ダービー2着・菊花賞1着

94年ラジオたんぱ杯3歳S
1着タヤスツヨシ→皐月賞2着・ダービー1着
2着ナリタキングオー

01年デイリー杯2歳S
1着ファストタテヤマ→菊花賞2着
2着ホーマンウィナー

01年ラジオたんぱ杯2歳S
1着メガスターダム→菊花賞3着
2着マチカネアカツキ→ダービー3着

02年新潟2歳S
1着ワナ
2着ヨシサイバーダイン

05年ラジオたんぱ杯2歳S
1着サクラメガワンダー
2着アドマイヤムーン→皐月賞4着(天皇賞秋3着・香港カップ2着)

06年新潟2歳S
1着ゴールドアグリ
2着マイネルーチェ

13年阪神JF
1着レッドリヴェール→桜花賞2着
2着ハープスター→桜花賞1着

14年新潟2歳S
1着ミュゼスルタン
2着アヴニールマルシェ

ハナ差決着は今年の新潟2歳ステークスが10回目。過去9回の連対馬18頭のうち半数の9頭が翌年のG1で馬券圏内に来ている。なかなかの好走確率ではないだろうか。ただし気になるのは、過去2回の新潟2歳ステークスハナ差連対馬4頭がすべて、翌年パッとしなかったこと。軽い馬場で接戦になるのは底力不足だからなのか、それともたまたまなのか…。

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