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11/07/2014

重賞未連対馬の快挙

天皇賞秋はメンバー中唯一、重賞を勝っていないどころか重賞連対経験もないスピルバーグが制覇。同レースを重賞未勝利馬が制したのは85年のギャロップダイナ以来、実に29年ぶりのこと。同馬もスピルバーグ同様、“あっと驚く”大外一気だった。

グレード制導入以降、重賞未勝利の身でJRA平地古馬G1を勝ったJRA所属馬は23頭を数える。そのうち重賞2着もなかったのは以下の12頭だ。

パーシャンボーイ  86年宝塚記念     3番人気1着
バンブーメモリー  89年安田記念     10番人気1着
ヤマニンゼファー  92年安田記念     11番人気1着
トロットサンダー  95年マイルCS    4番人気1着
シンコウキング   97年高松宮杯     6番人気1着
カルストンライトオ 02年アイビスSD   2番人気1着
ショウナンカンプ  02年高松宮記念    3番人気1着
デュランダル    03年スプリンターズS 5番人気1着
アロンダイト    06年ジャパンCダート 7番人気1着
クィーンスプマンテ 09年エリザベス女王杯 11番人気1着
レインボーダリア  12年エリザベス女王杯 7番人気1着
スピルバーグ    14年天皇賞秋     5番人気1着

マイル以下が7レース、牝馬限定戦が2レース、ダートが1レース。パーシャンボーイが勝った86年の宝塚記念は、G1馬がクシロキング(同年天皇賞春)、スズカコバン(前年宝塚記念)、リワードウイング(前年エリザベス女王杯)の3頭だけという低調な顔ぶれ。G1馬6頭、クラシックホース3頭を数えた今年の天皇賞秋は、上記12レースの中ではダントツの格高レースと言っていいだろう。そもそも賞金不足でG1には出走すら難しい重賞未連対馬がこのレベルのG1を勝つことなど、もう二度とないかもしれない。

イスラボニータによる「史上3頭目の3歳V」を阻んだスピルバーグは、奇しくも過去2頭の3歳V達成馬、バブルガムフェロー、シンボリクリスエスと同じ藤沢厩舎所属馬。この勝利で藤沢師は「東京G1V10」にリーチをかけた。

96年天皇賞秋    バブルガムフェロー
97年安田記念    タイキブリザード
98年安田記念    タイキシャトル
99年NHKマイルC シンボリインディ
03年天皇賞秋    シンボリクリスエス
04年天皇賞秋    ゼンノロブロイ
04年ジャパンカップ ゼンノロブロイ
06年ヴィクトリアM ダンスインザムード
14年天皇賞秋    スピルバーグ

全8レース制覇まで残すことろ、フェブラリーステークス、オークス、ダービーの3レース。ダート路線は駒不足だが、すでに6頭が勝ち上がっている現2歳世代は期待大。ごぼう抜きで大将格にのし上がったスピルバーグともども、今後の活躍に要注目である。

それにしても、止まらない“下克上”。重賞未勝利馬の秋G1Vはどこまで続く…。

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