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02/13/2015

新女傑かルージュバック

西のクラシック登竜門、きさらぎ賞を制したのはルージュバック。なんと51年ぶりの牝馬Vである。同馬の実績がいかに“破格”であるかを以下に示そう。

芝1800m以上の3歳オープンをダービーまでに勝った牝馬は、86年以降、ルージュバックのほかには9頭しかいない。重賞に限れば、ケイウーマンとウオッカだけだ。

89/04/01 若葉S   プレジャーヒル   オークス13着
92/04/25 若草S   トーワナゴン    オークス16着
93/05/09 京都4歳S ケイウーマン
94/01/22 若駒S   カイシンセンネン  桜花賞9着
96/01/21 若駒S   ヒシナタリー
07/05/27 ダービー  ウオッカ      桜花賞2着
09/03/22 若葉S   アドマイヤグルーヴ 桜花賞3着 オークス7着
10/05/29 白百合S  ワイルドラズベリー 桜花賞10着
13/05/25 白百合S  ノボリディアーナ
15/02/08 きさらぎ賞 ルージュバック

クラシックに出走したのは6頭。勝ったのはウオッカだけ。同年と翌年のエリザベス女王杯を連覇したアドマイヤグルーヴも、牝馬3冠ではスティルインラブの後塵を拝し続けた。
ケイウーマンとヒシナタリーは当時クラシックに出走できなかった外国産馬。エアグルーヴ、ファイトガリバー、イブキパーシヴらと同じハイレベル世代の後者は、秋華賞こそ11着に敗れたが、その年はフラワーカップ、小倉記念、ローズステークス、阪神牝馬ステークスを勝ち、NHKマイルカップ6着、宝塚記念4着、ジャパンカップ7着。86年以降、JRA重賞を4勝以上した3歳牝馬は8頭しかおらず、同馬以外の7頭はすべてG1馬なのだから、エアグルーヴが回避した桜花賞なら勝機は高かったのではなかろうか。

ルージュバックはこれで、芝1800~2000m戦を牡馬相手に3連勝。これもまたすごい記録だ。86年以降、芝1800m以上の牡牝混合戦をダービーまでに3勝した3歳牝馬は、同馬のほかにはアドマイヤグルーヴしかいない。

アドマイヤグルーヴ
02/11/10 新馬
02/12/07 エリカ賞
03/03/22 若葉S

ルージュバック
14/09/28 新馬
14/11/09 百日草特別
15/02/08 きさらぎ賞

先日、32歳で大往生を遂げたダイナフェアリーは、ルージュバック以前にきさらぎ賞で馬券圏内に来た最後の牝馬(86年3着)。同馬の春2冠実績(桜花賞17着・オークス不出走)をルージュバックが超えることは間違いなし。同様の過程でデビュー3連勝を果たしたアドマイヤグルーヴすら、ルージュバックの前では霞んで見える。直行することになった2か月後の1冠目が待ち遠しい。

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