« 歴史的上がり馬 | Main | 活動期のグランプリ »

06/25/2015

ノンコの夢は砂で開く

ユニコーンステークスでノンコノユメが発揮したパフォーマンスにはぶったまげた。4角14番手からの直線一気で繰り出した上がり3ハロンは「35.5秒」。もちろんメンバー中最速で、2位のアルタイルより実に1.1秒も速い。
86年以降、勝ち馬が36秒未満のメンバー中最速上がりを繰り出した世代限定ダートオープンは、以下の9レースだけ。2回やってのけた馬はノンコノユメしかいない。

98年ヒヤシンスS  タマモタクト    35.8秒
98年共同通信杯   エルコンドルパサー 35.6秒
08年バイオレットS シルクビッグタイム 35.5秒
09年ユニコーンS  シルクメビウス   35.5秒
14年鳳雛S     カゼノコ      35.4秒
14年レパードS   アジアエクスプレス 35.6秒
15年ヒヤシンスS  ゴールデンバローズ 35.9秒
15年青竜S     ノンコノユメ    34.7秒
15年ユニコーンS  ノンコノユメ    35.5秒

この9レースのうち良馬場だったのは、98年ヒヤシンスS、14年鳳雛S、15年ヒヤシンスS、15年青竜S。ノンコノユメが前走で叩き出した「34.7秒」は、良馬場としては破格のレベルだ。
86年以降、古馬戦まで含めても、勝ち馬が35秒未満のメンバー中最速上がりを繰り出した良馬場ダートオープンは、以下の9レースしかない。3歳馬でやってのたのはノンコノユメだけである。

00年根岸S     ブロードアピール  34.3秒
02年ガーネットS  ブロードアピール  34.3秒
08年ブリリアントS エスケーカントリー 34.5秒
11年プロキオンS  シルクフォーチュン 34.9秒
12年根岸S     シルクフォーチュン 34.9秒
13年根岸S     メイショウマシュウ 34.6秒
14年ブリリアントS ヴォーグトルネード 34.9秒
15年京葉S     レーザーバレット  34.9秒
15年青竜S     ノンコノユメ    34.7秒

ノンコノユメがユニコーンステークスで披露した離れ業はもうひとつある。「4角14番手から2馬身半(0.4秒)差で勝利」という“追い込み圧勝”だ。
86年以降、3歳馬が4角10番手以下から追い込んで2着馬に0.3秒以上の差をつけたダートオープンは以下の4レースしかない。

98年菖蒲S    ウイングアロー   4角13番手 0.3秒差
13年端午S    サウンドリアーナ  4角11番手 0.7秒差
15年ヒヤシンスS ゴールデンバローズ 4角10番手 0.6秒差
15年ユニコーンS ノンコノユメ    4角14番手 0.4秒差

母ノンコは、芝で新馬勝ち、ダートで500万2勝の計3勝止まりだったが、アイリッシュダンスの半妹を母に、ハーツクライをいとこにもつ良血。並外れた能力をもつその2番子には、ダート界の頂点という“夢”が託された。ドバイ帰りのユニコーンステークスは不発に終わったゴールデンバローズともども、今後の飛躍が大いに期待される。
それにしてもこの馬名、初めて見たときは、てっきり牝馬だと思ったんだが(笑)。

|

« 歴史的上がり馬 | Main | 活動期のグランプリ »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/93032/61794584

Listed below are links to weblogs that reference ノンコの夢は砂で開く:

« 歴史的上がり馬 | Main | 活動期のグランプリ »