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07/31/2015

前途洋々の圧勝ディープ産駒

並外れた瞬発力できっちり差し切る競馬が売り物だったサンデーサイレンス産駒は、いわゆる「圧勝」が多くない。同じ「ターントゥ~ヘイルトゥリーズン」の父系でも、力任せになぎ倒すようなバカ勝ちをしばしば見せたロベルト系の馬(ブライアンズタイム産駒、グラスワンダー、シンボリクリスエスなど)とは対照的だ。
JRA平地重賞を勝ったサンデーサイレンス産駒136頭のうち、同重賞を0.5秒差以上で勝ったのは21頭。2回以上やってのけたのは以下の6頭しかいない。

ディープインパクト(5回)
05年ダービー 06年阪神大賞典 06年天皇賞春 06年宝塚記念 06年有馬記念

スペシャルウィーク(3回)
98年きさらぎ賞 98年ダービー 99年アメリカJCC 

サイレンススズカ(2回)
98年小倉大賞典 98年金鯱賞 1.8秒差!

ゼンノロブロイ(2回)
03年神戸新聞杯 04年ジャパンカップ

マツリダゴッホ(2回)
07年アメリカJCC 08年日経賞

ローゼンカバリー(2回)
96年セントライト記念 99年目黒記念

牝馬は以下の7頭。牡馬相手にやってのけたのはビリーヴだけだ。

フサイチエアデール 99年4歳牝馬特別
トゥザヴィクトリー 00年府中牝馬S
ダイヤモンドビコー 02年中山牝馬S
ビリーヴ      02年セントウルS
ローズバド     03年マーメイドS
アドマイヤグルーヴ 04年マーメイドS
ディアデラノビア  07年京都牝馬S

この「圧勝が多くない」傾向は、最高傑作のディープインパクトも受け継いでいる。自身はダントツの5回も記録しながら、その産駒でJRA平地重賞を0.5秒差以上で勝ったのは、まだ以下の7頭しかいない。

ディープブリランテ 11年ダービー
ジェンティルドンナ 12年オークス
キズナ       13年毎日杯
ハープスター    13年新潟2歳S
ミッキーアイル   14年アーリントンC
アンビシャス    15年ラジオNIKKEI賞
ブランボヌール   15年函館2歳S

早々に引退したディープブリランテを除けば、ジェンティルドンナもキズナもハープスターもミッキーアイルも、その後G1を勝っている。
小回りの福島でトップハンデを背負って圧勝したアンビシャスも、中央10場の中で最も直線が短い函館で圧勝したブランボヌールも、G1好走は約束されたも同然か…。

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