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09/24/2015

前走500万馬の重賞V

桜花賞馬とオークス馬が参戦した牝馬3冠目トライアルを制したのは、春クラシック不出走馬。前走、札幌で500万を勝って格上挑戦のタッチングスピーチだった。
86年以降、前走が500(400)万条件だった馬が制したJRA平地重賞は197レースにのぼるが、そのうち182レースは2歳から3歳夏までのレース。3歳9月以降のレースは以下の15レースだけで、4歳以降となるとわずか3レースしかない。

<3歳>
86年サファイアS   エイシンリゲイン  7番人気 前走1着
87年鳴尾記念     タマモクロス    3番人気 前走1着
90年クイーンS    ウィナーズゴールド 8番人気 前走3着
91年ローズS     リンデンリリー   2番人気 前走1着
95年クイーンS    サクキャンドル   8番人気 前走1着
98年セントライト記念 レオリュウホウ   10番人気 前走1着
99年クイーンS    エアザイオン    2番人気 前走1着
00年セントライト記念 アドマイヤボス   2番人気 前走2着
04年ローズS     レクレドール    5番人気 前走1着
06年セントライト記念 トーセンシャナオー 12番人気 前走2着
13年セントライト記念 ユールシンギング  3番人気 前走1着
15年ローズS     タッチングスピーチ 7番人気 前走1着

<4歳>
91年札幌記念    メジロパーマー  4番人気 前走1着
99年函館記念    ジョービッグバン 6番人気 前走1着
01年カブトヤマ記念 タフネススター  5番人気 前走1着

タマモクロスが勝った鳴尾記念、メジロパーマーが勝った札幌記念、ジョービッグバンが勝った函館記念、タフネススターが勝ったカブトヤマ記念はいずれもハンデ戦。2階級格上挑戦馬が勝ってしまう古馬重賞なのだから、当然と言えば当然か。背負ったハンデはそれぞれ、53キロ、51キロ、50キロ、48キロ。ここから怒濤の重賞6連勝が始まったタマモクロスの53キロは、ダービー3着馬ニホンピロマーチ(3着)より1キロ軽いだけだから、ハンディキャッパーの慧眼には恐れ入る。それと、同馬を3番人気に支持したファンの眼力にも。

そのタマモクロス以上に人気を集めたのが、3歳重賞で2番人気に支持されたリンデンリリー、エアザイオン、アドマイヤボスの3頭。前走5馬身差圧勝のリンデンリリーと、当該レースの顔ぶれが小粒だったエアザイオンは十分納得できるが、キャリア2戦で前走敗退のアドマイヤボスが、皐月賞4着&ダービー6着のジョウテンブレーヴや、前走500万を8馬身差で圧勝したチュウシングラより人気を集めたのは驚きだ。ひとえに「アドマイヤベガの全弟」という良血のおかげだろう。

アドマイヤボスのほかに、前走500万敗退から大躍進して重賞を制したのは、ウィナーズゴールドとトーセンシャナオー。前者が勝った90年のクイーンステークスは、オープンウィナーが1頭だけという低調メンバーで、1番人気が単勝5倍という大混戦。単勝11.5倍の8番人気で1着なら、大番狂わせというほどでもない。
しかし後者が勝った06年のセントライト記念は、皐月賞3着のフサイチジャンクが1番人気、前走1000万をレコード勝ちのミレニアムウイングが2番人気、前走休み明けで1000万快勝のマツリダゴッホが3番人気、前走準オープン2着のトウショウシロッコが4番人気、桜花賞馬キストゥヘヴンが5番人気。この好メンバーを前走500万敗退の12番人気馬がまとめて下したのは、快挙と言うほかあるまい。

今週の神戸新聞杯には前走500万1着馬が4頭参戦するが、はたして…。

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