« スターホース誕生と待望 | Main | 記録づくめのサンビスタV »

12/04/2015

悲運のダービー1番人気4着馬

JC前日の東京メイン、芝1600mの古馬オープン特別、キャピタルステークスで、ワールドエースが2着に来た。トップハンデを背負い、スムーズさを欠く場面がありながら、着差はハナ。通算5勝目はあと一歩で逃したが、1年ぶりの掲示板、1年7か月ぶりの連対。復活への狼煙とみたファンは少なくなかったろう。しかしなんと、中1週で挑む来週のチャレンジカップがラストランになるとのこと。引退後はアロースタッドで種牡馬入りだそうだ。
この“元クラシック候補”は、今さらながら、ダービー後に屈腱炎を患ったことが惜しまれる。個人的なベストレースは、落馬寸前の不利がありながら4角大外15番手から2着まで押し上げた皐月賞。ダービーで皐月賞馬ゴールドシップを差し置いて1番人気に支持されたのも当然と言える、圧巻のパフォーマンスだった。
ところが、前途洋々たる高素質馬の運命は、そのダービーを境に一変する。3歳馬の頂点を決めるレースは、今や1番人気が最も強いG1。90年以降は、勝率.615、連対率.808、複勝率.885。この本命ガチガチレースで1番人気を裏切った馬に、ワールドエースは名を連ねてしまった。

90年メジロライアン   2着→宝塚記念1着
96年ダンスインザダーク 2着→菊花賞1着
97年メジロブライト   3着→天皇賞春1着
99年ナリタトップロード 2着→菊花賞1着
00年エアシャカール   2着→菊花賞1着
07年フサイチホウオー  7着
09年アンライバルド   12着
10年ヴィクトワールピサ 3着→有馬記念1着・ドバイWC1着
12年ワールドエース   4着
14年イスラボニータ   2着

2、3着に来た7頭のうち6頭は、その後G1を制覇。残る1頭イスラボニータは、天皇賞秋3着2回、マイルチャンピオンシップ3着の実績がある現役4歳馬。対して、4着以下に敗れた3頭のその後は惨憺たるものだ。

フサイチホウオー 12→8→11→15→15着
アンライバルド  4→15→15→5着
ワールドエース  5→1→5→13→8→4→11→8→9→2着

馬券になったのは「1勝・2着1回」のワールドエースだけ。ダービーで3着トーセンホマレボシからわずかクビ差の4着だった同馬は、復帰後のマイラーズカップをコースレコードで快勝し、安田記念5着、香港マイル4着。故障さえなければ、G1でも勝ち負けになったろう。その故障をもたらしたのが「1番人気馬券圏外」なら、あまりに残酷なクビ差である。
奇しくも、引退レースの舞台は新馬戦と同じ阪神芝1800m。有終の美を期待したい。

|

« スターホース誕生と待望 | Main | 記録づくめのサンビスタV »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/93032/62805219

Listed below are links to weblogs that reference 悲運のダービー1番人気4着馬:

« スターホース誕生と待望 | Main | 記録づくめのサンビスタV »